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星野監督、楽天でもチーム一変の"断捨離"

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2013/9/27 7:00
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悲願の初優勝を遂げた楽天の快走は、ギアからエンジンまでほぼ全部品を取り換え、原形をとどめないくらいに車体を一新したおかげだろう。過去、中日や阪神でチームの相貌をがらりと変えて勝ってきた星野仙一監督のゼネラルマネジャー(GM)的なセンスの勝利といえる。

星野監督の1年目の2011年と3年目の今年の開幕先発を並べてみよう。

11年は1番松井稼頭央(遊)、2番聖沢諒(中)、3番土谷鉄平(右)、4番山崎武司(一)、5番高須洋介(二)、6番岩村明憲(三)、7番ルイーズ(指)、8番嶋基宏(捕)、9番中島俊哉(左)、そして投手が岩隈久志。

2年後の今年は1番聖沢諒(中)、2番藤田一也(二)、3番枡田慎太郎(左)、4番アンドリュー・ジョーンズ(指)、5番赤見内銀次(一)、6番ケーシー・マギー(三)、7番松井稼頭央(遊)、8番嶋基宏(捕)、9番牧田明久(右)、投手が新人の則本昂大。

成功の基盤にGM的センス

どちらのシーズンも顔を連ねているのは松井と聖沢と嶋だけ。これくらいの入れ替えは他でもあるだろうが、中軸が総とっかえとなり、チームのコンセプト自体が一変した感がある。

補強はフロントの編成部門の仕事だが、星野監督は中日の監督だったころから、現場として不可欠な戦力の"買い物リスト"を作り、親会社の財布のひもを緩めさせることに関して、天才的なものを示してきた。フィールドマネジャー=監督としての才覚はもちろんのこと、大局観を持った戦力分析、チーム編成というGM的センスが成功の基盤にある。

お代は少々かかりますが、悪いようにはしません――。中日、阪神、そして楽天。金をかけるだけかけても、補強のポイントがずれていてこけるチームは少なくないが、星野監督は3球団目も約束をたがえなかった。夢を託したオーナーたちは改めて優勝請負人の仕事ぶりに舌を巻いているに違いない。

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