ソチ五輪はプログラム勝負に 重要性増す振付師

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2013/10/2 7:00
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2014年ソチ冬季大会へ向けて、フィギュアスケートの五輪シーズンが本格的に幕を開ける。日本は男女ともメダルを期待できる布陣だが、海外勢との大激戦が予想される。銀盤の争いを占っていきたい。

高橋はフリープログラムを「ビートルズメドレー」の曲に一新、ソチ五輪に臨むで演技する

高橋はフリープログラムを「ビートルズメドレー」の曲に一新、ソチ五輪に臨むで演技する

前回の10年バンクーバー五輪後のルール改正で、フィギュア選手の戦い方は大きく変わった。「4分の1回転以上、2分の1回転未満」の回転不足については、現在は基礎点の70%を与えられるようになった。それまでは高度なジャンプを失敗すると大幅に減点され、男子では4回転ジャンプを回避する選手も出てきて物議を醸した。挑戦があって初めて技術は進歩するもの。選手もすっきりしただろうし、ルール改正は評価したい。

コーチ、振付師とともにチーム戦に

その結果、いまや男子は4回転ジャンプを跳ぶことは当たり前の時代になった。女子の場合は、浅田真央(中京大)だけが実際に試合でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦しているが、どの選手も5種類の3回転ジャンプを入れてくるようになった。男女とも選手間で技術的にやっていることに大差がなくなってきており、今回のソチ五輪は「プログラム勝負」といえるかもしれない。

杉田秀男氏

杉田秀男氏

だからこそ、コリオグラファー(振付師)の存在がものすごく大きくなっている。選手の個性を生かしながら、技術をどう表現し、音楽とどう調和させるのか。腕の見せどころだ。選手からすれば、優秀なコリオグラファーに出会い、優れたプログラムをつくってもらえるかどうかで今後が大きく左右される。選手、選手を指導するコーチ、そしてコリオグラファー。3者の共同作業、チーム戦の様相を呈している。

浅田、五輪SPは慣れ親しんだ曲で

五輪シーズンに滑るプログラムが次々と明らかになってきた。昨季と同じショートプログラム(SP)「パリの散歩道」を滑る羽生結弦(ANA)のような選手もいれば、SPでショパン作曲の「ノクターン」を7季ぶりに披露する浅田のように慣れ親しんだ曲で内容を充実させ、五輪シーズンに挑む選手もいる。もちろん、フリープログラム「ビートルズメドレー」に新たに取り組む高橋大輔(関大大学院)のように曲を一新する選手もいる。

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