2018年12月14日(金)

右に押し出しやすいパター、ソールもチェックを
クラブデザイナー 喜多和生

(1/3ページ)
2013/10/3 7:00
共有
印刷
その他

スコアをまとめるには、1メートル前後のパットはぜひとも決めたいところ。こうした場面で右に押し出したり、左に引っかけたりした経験はどなたもお持ちでしょう。「結果を見ようとして、ヘッドアップした。次は気をつけよう」と考える人がほとんどだと思います。しかし、実際にはパターのソール形状が原因で、ショートパットのミスを誘発しているケースが結構あるのです。

スクープ角が大きすぎるパターはアドレスでフェースが右を向いてしまう

スクープ角が大きすぎるパターはアドレスでフェースが右を向いてしまう

パターヘッド、左に行かない工夫

ショートパットをしっかり打とうとすると、インパクトで力が入り左に引っかけやすくなります。数えきれないほどのゴルファーが繰り返してきたこのミス対策として、パターヘッドには左に行かない工夫が施されているのです。

パターを逆さにして、シャフトを垂直にフェースがスクエアになるように持って、ソールの角度をよく見てください。リーディングエッジから後ろに向けて、下がっているわずかな傾斜が確認できるはずです。これが引っかけを防ぐ工夫、スクープ角です。

その角度は1~2度とほんのわずかですが、この角度のおかげでフェースをスクエアに構えられるのです。いわゆる「ヘッドの座り」をよくするための先人の知恵です。

常識で考えると、シャフトとソールの角度が直角にできているパターの方が目標にスクエアに構えやすく、カップインの確率が高いように思えます。ところが、こうしたパターは引っかけを多発しやすいのです。なぜでしょう。

「スクープ角あり」と「スクープ角なし」のパターをそれぞれフローリングの床でソールしてみると、「あり」のパターはフェースが右を向きやすいのです。ところが実際にグリーン上でソールしてみると、まっすぐ構えられます。これはスクープ角がうまく働いて、グリーンの芝をクッションのように使って、フェースをまっすぐに向けているのです。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
共有
印刷
その他

ゴルフコラム

スコアアップヘ

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報