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不惑迎えるイチロー、新たな世界切り開く

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2013/8/24 7:00
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イチローが21日、日米通算4000安打を達成した。大リーグ通算では2722本目で記録としての意義付けは難しいところだが、ヤンキースのジラルディ監督は言う。「彼がどれだけよく練習し、どれだけ長い間試合に出場し、健康であり続け、そして試合へのアプローチが素晴らしいかの証書」。イチローを簡潔かつ端的に評価する言葉だ。

スタメンに名を見つけスイッチオン

ジラルディ監督は「まだイチローはやりきってない」とも話した。イチローは自虐的に「だから、時々ラインアップに名前がないんだ」。最近、球場でスタメン表を確認し、そこに自分の名前を見つけてから「気持ちのスイッチを入れる」ようになった。特に8月に入り、それほど先発を外れる日が増えている。

試合に出るか分からないのに、しっかり準備をする日が続くのはつらい。しかし、それでも今までと変わらぬルーティンを続ける。「毎日同じことを続けることで、自分を安定した状態に持っていくテクニックはある。それでも安定するとは限らない。時々しんどいと思うけれど、そこが頑張りをみせるところですかね」

チームメートが驚嘆するほどストイックな姿勢がイチローを形づくったといえるが、もう一つ欠かせない要素があると思う。無邪気というか、いい意味での子供らしさだ。

「小さいことに満足し、達成感も」

記録達成後の記者会見で、最も印象に残ったやり取りがある。

「長い間プレーすると自分に満足する部分が見えるけれど、イチローさんは満足することがないから……」。こう話す記者を遮るように、ちゃめっ気のある口調でまくしたてた。

「いえいえ、僕はいっぱい満足します。満足したら終わりというけれど、それは弱い人の発想。僕は小さいことでも満足するし、達成感も感じる。それで次が生まれる。意図的に『こんなことで満足しちゃいけない、まだまだ』と言い聞かせる人はしんどいですよ。何を目標にしたらいいか分からないじゃないですか。うれしかったら喜べばいいんですよ」

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