同じ買うなら「ポイ活」を意識 楽してためるを習慣に

昭和の時代から購入金額に応じてポイントがもらえるというサービスは存在していました。最近ではポイントも多種多様となり、ポイントを意識的にためる活動を「ポイ活」という単語で表現することもあります。
同じ買い物をしていてもポイ活を意識した消費行動をとるのと、全く意識しないのとでは1年で考えると大きな差が出てきます。これだけポイントがあふれている現代、できれば少しでもポイ活をすることをおすすめします。
とは言ってもお財布をパンパンにしてポイントカードを何枚も持ち歩くというのも、ポイントを管理するのにも手間がかかってしまいます。今回は今の時代にあったポイ活をリアル店舗(実店舗)での買い物とネットショッピングに分けてご紹介します。
大手スーパーで買い物するならお店のポイントはためよう
イトーヨーカドーやイオンなど、系列店を含むこのような大手スーパーで定期的に買い物をするのであれば、店発行のクレジットカードか電子マネーを用意しておくといいでしょう。曜日や日付を決めて割引やポイントが倍付けになるサービスがあり、その日を狙って買い物をし該当のクレジットカードや電子マネーで支払いをすれば自動的にポイントがたまるので手間がかかりません。
いろいろなお店で使える共通ポイントカードを持っておこう
ここ3~4年でにぎわってきた、会社や業種を超えて利用できるのが共通ポイント。TSUTAYAのTポイントや楽天の楽天ポイント、ドコモのdポイントほかいくつかありますが、ガソリンスタンドでためたポイントをコンビニで使えたり、レストランの支払いに使えたりと、さまざまな業種が参入しているので、ポイントがたまりやすく使いやすいのが共通ポイントです。自分の生活圏にある共通ポイントのカードは持っていたほうがよいでしょう。

ネットショッピングならポイントモール経由で買い物しよう
ポイントモールとは複数のネットショッピングサイトのリンク集のようなものです。クレジットカード会社などが運営しているものが多く、モールの中には家電量販店や大手デパート、ネットスーパー、旅行会社など多岐にわたるネットショッピングサイトが登録されています。
どのように利用するかというと、例えばインターネットで旅行の予約をしようとするとき、一般的には旅行会社のホームページを直接開きそこから予約をします。それをまずこのポイントモールを開き、その中に登録されている旅行会社へのリンクをクリックしてから旅行会社のホームページを開いて予約をすることでポイントモールを利用したというポイントが別途つくことになるのです。
旅行会社での支払いをクレジットカードですれば、クレジットカードのポイントと、ポイントモールを経由した分のポイントが付き、ポイントの二重取りができるようになります。
先述のようにポイントモールはクレジットカード会社が運営しているものが有名ですが、それ以外でも最近ではLINEがLINEショッピングとしてポイントモールを運営しており、その中には大手ネットショッピングサイトである楽天市場もモールに登録されています。楽天市場で買い物をしたいときに直接楽天市場のページやアプリを開くのではなく、LINEショッピング経由でいけばLINEポイントがたまるという仕組みです。
楽天市場においては、購入金額に応じて楽天市場内のポイントもたまるので、ポイントモール経由で買い物をしてクレジットカードで支払いをすれば、ポイントの三重取りができます。
ポイントの還元率というのは0.5%や1%というのが多い現在ですが、ポイントモール経由の場合キャンペーンでポイント10倍や20倍ということも珍しくありませんので、買い物をする際には自分が利用したいネットショッピングサイトがポイントモールに登録されているかどうか確認してから買い物をする習慣をつけることをおすすめします。
たかが数%のポイントと思われるかもしれませんが、預貯金金利が低い今、貯蓄をしてもわずかの利息しか得られないことを考えると、軽視できないと思いませんか。今までポイ活をあまり意識されていなかったかたであれば、これを機にぜひポイントがたまる方法で買い物をしてみてください。

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