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日本代表に悪しき失点癖 「守備の文化」注入を
サッカージャーナリスト 大住良之

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2013/8/16 7:00
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本当なら、日本代表の新星、FW柿谷曜一朗(C大阪)の活躍が大きくクローズアップされるべき試合だった。

柿谷は7月に韓国で行われた東アジア・カップで2試合に出場して3得点の活躍を見せたとはいえ、「B代表」と言ってもいいチーム。8月14日のウルグアイ戦(宮城スタジアム)が実質的な「代表デビュー」だった。先発のワントップとして出場し、デビュー戦としてはこれまでのどんな選手よりも堂々たるプレーで攻撃を活性化させたが、より大きな問題が、その活躍を影の薄いものにしてしまった。

守備の問題である。

ウルグアイのモチベーション高く

ウルグアイは6月のコンフェデレーションズカップ4位でポイントを稼ぎ、8月現在の国際サッカー連盟(FIFA)ランキング12位。37位の日本としては「胸を借りる」と表現するのが適切な強豪だ。

しかも現在ワールドカップ(W杯)の南米予選では9チーム中5位、アジアとのプレーオフ(11月)に回る可能性が高い状況での日本遠征は、彼らにとって非常にモチベーションの高い試合だった。すなわち、主力の多くが欧州でプレーしているなか、長時間の移動と時差のあるアジアの国にいきなり来てどれだけのパフォーマンスを出せるか、選手たちにとっても、タバレス監督にとっても大きな「チャレンジ」だったのだ。

その高いモチベーションが前半の集中力の差となって表れ、日本のミスにつけ込んで前半のうちに2-0とリード、後半の立ち上がりにも、日本のクリアミスを拾って3点目。日本が1点を返すと、すかさずカウンター攻撃を繰り出して4点目を奪った。日本は本田圭佑(CSKAモスクワ)のFKでもう1点返したが、結果は2-4だった。

2トップのみで攻撃切り開き得点

2010年W杯で得点王とMVPに輝いたFWディエゴ・フォルランと、トラブル続きながらリバプール(イングランド)のエースとして君臨し続けているFWルイス・スアレスのコンビは、2人だけで攻撃を切り開き、得点に結びつける力をもっていた。

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