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W杯新戦力、大迫と柴崎が示した可能性
サッカージャーナリスト 大住良之

(2/4ページ)
2013/8/9 7:00
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東アジア・カップでは、豊田と一緒の出場だったため「トップ下」でのプレーを余儀なくされた。それはそれで彼の新しい可能性が垣間見えたのだが、ブラジルの大型DFたちを相手に「ワントップ」でどこまでできるか。それがこの日の最大の注目だった。そして大迫はプレーで期待に応えた。

2点目、GKセニも対応できず

もちろん、得点も見事だった。

1点目は24分。MF柴崎岳がペナルティーエリアに小さく浮かせたボールにオフサイドぎりぎりから飛び出し、前進してきたサンパウロのGKロジェリオ・セニ(元ブラジル代表)の頭上にワンタッチでボールを浮かせると、無人のゴールに送り込んだ。

2点目はさらに鮮やかだった。39分、左サイドでMFジュニーニョがゆっくりとボールをもち、左足で鋭いボールを送ると、走り込みざま右足インサイドのワンタッチでたたき込んだのだ。全速でニアポストに走った大迫に、サンパウロのDFもGKセニもまったく対応できなかった。

3点目は幸運だった。2-2で迎えた終了間際、ゴール正面でペナルティーエリアのラインあたりにいた大迫の足元に右からDF西大伍が鋭いボールを入れた。ワンタッチで短くMF野沢拓也に渡す大迫。野沢はシュートを打てる態勢ではなく、後ろから上がってくるMF柴崎の進路にボールを落とし、柴崎が右足を振り抜いた。するとボールはサンパウロの選手と、そのすぐそばにいた大迫に当たってゴールに吸い込まれたのだ。

一度逃したハットトリックの好機

実は、大迫はその前にハットトリックとなるチャンスを逃していた。

2-1とリードして迎えた61分、右から送られてきた野沢のパスを受けた大迫が鋭いターンでペナルティーエリアに入り、シュート態勢を取ろうとしたときにサンパウロのMFジョアン・シュミットが引っかけ、鹿島にPKが与えられたのだ。

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