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W杯新戦力、大迫と柴崎が示した可能性
サッカージャーナリスト 大住良之

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2013/8/9 7:00
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鹿島のFW大迫勇也(23)がワールドカップ・ブラジル大会に向けて猛烈にアピールした。7日にカシマスタジアムで行われた「スルガ銀行チャンピオンシップ」。南米代表のサンパウロに対しハットトリック(1試合3得点)の大活躍を見せ、3-2で鹿島を勝利に導いた。7月の東アジア・カップでは慣れない「トップ下」でのプレーながら、オーストラリア戦で2得点を挙げた。柿谷曜一朗(C大阪)や豊田陽平(鳥栖)とともに、日本代表の「新ワントップ」の有力候補に名乗りを上げた。

サンパウロ戦で先制点を決め喜ぶ大迫(中央)

サンパウロ戦で先制点を決め喜ぶ大迫(中央)

サンパウロは8日間で4試合

相手のサンパウロは7月31日にミュンヘン(ドイツ)でバイエルン・ミュンヘンと対戦、翌8月1日もミュンヘンでイタリアのACミランと戦った。2日後の3日にはリスボン(ポルトガル)でベンフィカと戦い、翌日リスボンをたって5日、鹿島に到着した。

Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ優勝チームである鹿島戦は実に8日間で4試合目。しかも地球を半周しながらの連戦ということで相当な疲労があったはずだ。だがその疲れや時差の影響を感じさせない闘志で、驚異的な粘りを見せた。

疲労に加えて主力が何人も欠け、10代の若い選手も出場したサンパウロ。しかしそれを差し引いても、この日の大迫のプレーは見事だった。

ヘディング、大型DFに競り勝つ

サンパウロの両センターバックは、エジソン・シウバ(27)とルーカス・シウバ(17)。主力ではないが、2人とも体は大きく、187センチと186センチある。彼らを相手に、鹿島のワントップを務めた大迫は互角以上に渡り合った。

この日の大迫の「パートナー」は21歳のMF土居聖真。大迫は見事なポストプレーで土居を走らせ、安定したキープで中盤の選手たちがポジションを取る時間をつくり出した。最も驚いたのは、182センチの大迫が自陣から送られてくるロングボールの大半を、ヘディングで相手のセンターバックに競り勝ち、味方につないでいたことだった。

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