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初のマレーシア選手、日本サッカーで描く夢

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2013/8/5 7:00
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サッカーのマレーシア代表選手が今季から、初めて日本のサッカー界でプレーしている。日本フットボールリーグ(JFL)のFC琉球に所属するMFワンザック・ハイカル・ビン・ワンノル(22)。母国の人気選手は「日本で経験を積み、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)のように欧州のクラブに行きたい」と夢を描く。

ワンザックの躍動感あるドリブルは魅力の一つ=FC琉球提供

ワンザックの躍動感あるドリブルは魅力の一つ=FC琉球提供

目を引く躍動感あるドリブル

デビュー戦となった4月の佐川印刷SC戦は、中盤の左で先発した。周りとの呼吸が合わずに苦しむ場面も多かったが、ひとたびボールを持つと一変。巧みなフェイントからクロスを上げ、躍動感のあるドリブルで何度も仕掛けた。得点には絡めなかったが、今後に期待を抱かせる内容だった。

移籍のきっかけとなったのは、2011年に佐賀県で開かれたマレーシアと日本のU-22(22歳以下)代表同士の対戦だった。マレーシアは0-2で敗れたが、ワンザックのプレーをFC琉球関係者が高評価。昨年の練習参加を経て、同じく同国のU-20代表のDFナジール・ナイム・ビン・チェ・ハシム(20)と一緒に獲得することが決まった。

J3目指すクラブに"副産物"も

実力を評価しての獲得だが、来季から誕生するJ3への参加を目指しているクラブにとっては、別の効果も生まれそうだ。

「アジアにおけるサッカー先進国」――。それが現地での日本の評価だ。ワンザック移籍への関心も高い。交流サイト(SNS)のフェイスブックで、琉球のページにはマレーシア人からの書き込みが相次ぐ。

ある試合にはマレーシア人とみられる観客が訪れ、応援用のタオルを約50枚買っていった。デビュー戦には同国のテレビ局4社と新聞5社が来日。試合だけでなく、首里城をワンザックが訪れるシーンなども撮影した。クラブには、試合の放映権を取得したいというテレビ局からの要請も届いている。

営業面でも大きな成果が見込めそうなのは「うれしい誤算だった」と下地良社長は喜ぶ。今後はインターネットを通じた海外向けのグッズ販売なども始める予定だ。マレーシア進出を計画している企業に、スポンサー獲得の営業も仕掛けている。「沖縄は市場規模としては小さいが、目を外に向ければ、逆に沖縄の位置がメリットになる」と下地社長は目を輝かせる。

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