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「観る力」で選手掌握 J1大宮コーチ・小倉勉(上)

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2013/8/3 7:00
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2010年南アフリカワールドカップ(W杯)で監督の岡田武史をコーチとして支え、日本の16強進出に貢献。12年ロンドン五輪では監督・関塚隆の右腕となって男子代表を44年ぶりの4強に導いた。小倉勉(47)は近年の日本サッカー史における歴史的場面にコーチとして立ち会ってきた。

選手を乗せる一言も「本当に思っていることを言う」

参謀人生、オシム氏原点

03~04年にジェフ市原(現千葉)で知将イビチャ・オシムに仕えたことが参謀人生の原点だ。

オシムが日本代表監督に就任後、小倉も代表コーチに転身。オシムが病に倒れた後、後任の岡田も支えた。小倉は「何人もの超一流のリーダーと仕事をした経験が自分の財産」と話す。

昨年9月に大宮アルディージャのコーチに就任。当時J2降格の危機にあったチームを立て直し、今季は首位争いを展開する。

「力を発揮できる方向に選手を導くマネジメント能力が高い」(大宮GM・岡本武行)と、関係者が好調の一因に小倉の存在を挙げる。

マネジメント能力に定評

関塚も「選手の掌握を含めたマネジメント能力に優れる」と評する。小倉評で必ず出てくる言葉が「マネジメント能力」。上司の意向を踏まえつつ、部下のモチベーションを上げていく中間管理職向きの資質を備えているらしい。

その心得は「よく『観(み)る』こと」と小倉。「観る」と「見る」では全く異なるという。例えば、「街でよく目にするセブンイレブンのマークを、すぐに書けますか?」。

買い物目的で漠然と視界に入っているだけの「見る」では書けない。さらに「ELEVEnのnは小文字。そういう発見をするために、対象をよく観察するのが『観る』という意味」。

「オグさんは細かいところまで、本当によくみてくれている」と大宮のSB今井智基。今井はオーバーラップの時に内側に斜行する癖を指摘された。

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