2019年7月24日(水)

世界のサッカー、潮流は「お掃除ロボット形」

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2013/7/27 7:00
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6月30日までブラジルで開催されたサッカーのコンフェデレーションズカップは地元ブラジルの3大会連続4度目の優勝で幕を閉じた。この大会を分析すると、世界のサッカーの陣形は「お掃除ロボット形」が潮流になりつつある。それはどんなものなのか。著名なサッカーアナリストの庄司悟氏に聞いた。

サークルの状態のまま移動

サッカーの最先端は2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を制したスペイン型だといわれてきた。細かく素早いパス回しでゴールに迫り、ポゼッション(ボール支配率)で圧倒する。その後もシャビやイニエスタらを中心に、W杯と並ぶビッグタイトルである12年の欧州選手権も制し、世界をリードしてきた。

だが、今回のコンフェデ杯を分析すると、このスペイン型とは少し違った傾向がうかがえるという。それは8~10人といった人数で比較的コンパクトなサークルを作り、ボールの位置によって微修正を加えながらサークルの状態のままピッチの中を移動していくというもの。円盤形のお掃除ロボットが部屋の中を動き回る姿にそっくりだという。

少人数が繰り返すショートダッシュ

そのメリットは何なのか。例えば相手がゴール正面からボールを左に振った場合、図2のように右のSBと右のボランチが少し動くだけで容易に陣形が整えられる。右に振った場合は、左のSBと左のボランチが少し動くだけでいい。

誰かが抜かれても、すぐ近くにほかの選手がいるのでカバーしやすく、陣形も崩れにくい。実際に2人目、3人目で網にかけ、ボールを奪うシーンが数多く見受けられたという。

ボールの動きに従って多くの選手が長い距離を走るより、このようにサークルを作って少人数がショートダッシュを繰り返して陣形を保ち続ける方が、体力的に消耗が少ないのは自明の理だ。

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