2019年1月22日(火)

選手も興味薄れる? オールスター戦の課題

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2013/7/14 7:00
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選手が出たいと思う憧れの舞台。誰もが見たいと思う夢の対決。オールスター戦からそんなトキメキが薄れてきたのはいつ頃だろうか? セ・パ交流戦から時をおかずして行われるという間の悪さ、選ばれるべき選手が選ばれないファン投票……。選手をその気にさせるオールスターになるには課題が多い。

ステータス感じ、リーグを代表

私がオールスターに出ていた1987年から94年のあたりは、選手としてステータスを感じる舞台だったし、リーグを代表しているんだという意識も強かった。

「この場に選ばれた人間として恥ずかしくないプレーをしよう、そして力とワザの真っ向勝負をしよう」と心がけていた。

しかし、最近のプロ野球界は真っ向勝負の意味を勘違いしている。真っ向勝負というのは自分も相手もベストのプレーをするということだ。ところが多くの人が、投手にとって真っ向勝負とはストレートを投げることだと思っているようなのだ。

投手にとっての真っ向勝負とは、それぞれの投手の持ち球でベストのボールを投げることであるはずなのだ。たとえば、阪神の能見篤史のようにフォークボールやチェンジアップが得意という投手もいるだろう。巨人の菅野智之のようにツーシームとカットボールのコンビネーションの投手もいる。あるいは、コントロールが真骨頂という投手もいるだろう。

本来の真っ向勝負とは

自分にとって最高のピッチングを披露するのがオールスターだ。すべての投手がストレートの真っ向勝負というわけにはいかないのだ。にもかかわらず、プロ野球界の悪い風潮でマスコミにあおられて、いつの間にかストレートで勝負することが、オールスターにおける真っ向勝負の"スタンダード"になってしまった。

そもそも打者にとってはストレートという球種が一番打ちやすい。ストレートに照準を合わせることが打者の基本だからである。そこへもってきて、「ストレートを投げてこい」などと言うのは、言葉を変えると「俺が一番打ちやすい球を投げてくれ」と言っているようなものだ。

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