2019年8月19日(月)

家族で得するNISA 非課税枠、賢く使いこなす
元本割れリスクに注意を

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2013/7/7 7:00
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投資の利益が非課税になる少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)。実際のところ、どうすればお得なのだろうか。家族で非課税枠を使うことを考えてみよう。年金生活で投資信託の分配金を受け取る人や、老後に向けて積立投資をする人はどんな使い方が向くだろうか。

■枠は余らせても

「家族は非課税口座を作れるのか」。NISA導入に向けて金融機関が相次いで開いている入門講座で、会場からこんな質問がよく飛び出す。答えは「家族それぞれ作れます」。日本に住む20歳以上の人なら、本人が手続きすれば口座を開設できる。

フィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史所長は「NISAは家族で使える制度」と言う。1人につき年100万円の非課税枠があり、4人家族なら年間に計400万円、5年の累計では最大2000万円を運用できる。ただし非課税枠は合算できない。

非課税のお得感を、100万円で買った投信が150万円に値上がりした場合で考えてみよう。一般的な特定口座では、来年以降は売却益50万円に20.315%の税金がかかり、手取りが約40万円に減る。一方、NISA口座は税金がかからず、50万円全額が手元に残る(図A)。売らずに持ち続けるなら、非課税期間は投信の運用益から出る分配金も税金を差し引かれずに全額受け取れる。

では、老後に向けて資産を増やしたい現役世代と、年金で暮らす世代はこの利点をどう活用するか(図B)。現役世代にとってNISAは「投資経験を積む機会となる」(野尻さん)。積み立てを中核とすることを勧めるという。

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