2019年9月19日(木)

中日・高木監督、不本意な低迷 新旧交代へ改革断行
スポーツライター 浜田昭八

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2013/6/30 7:00
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DeNAへ移籍したブランコに手痛いしっぺ返しを食い、中日・高木守道監督はますます不機嫌になった。開幕前には相手の中畑清監督に、「ウチの主砲を譲ってやったのだから巨人に勝てよ」と言ったものだ。

昨季、巨人に独走を許した大きな原因は、DeNAが巨人から4勝しかできなかったから。しっかりやれと、冗談まじりに尻をたたいたのだ。契約切れのブランコを引き留められなかった悔しさがにじみ出た。

怒りまくる現役最年長監督

皮肉にも、ブランコに打たれたのが響いてDeNAとの開幕シリーズは1勝2敗の負け越し。3週後の横浜では、3戦ともブランコに本塁打を浴びて3タテを食った。元同僚のバットにおびえる投手を見て、高木は「情けない」と嘆いた。

「暴走老人」と自称するだけに、よく怒る。現役監督の中では最年長の71歳だが、丸くなるどころか闘争的になった感じだ。だらしない選手をとがめ、コーチをも容赦なくしかり飛ばす。ときには、ヤジるファンともやり合う。

昨年はシーズン途中から、年上の権藤博コーチと救援投手の人選などを巡って衝突した。今年の投手コーチは近藤真市と今中慎二。「オレの責任だが、投手のやり繰りがうまくない」と、相変わらず継投を巡って怒りまくっている。

レギュラー陣は35歳超ばかり

開幕前から「投手が不安」と言っていた。岩瀬仁紀に代わって救援陣の柱になると期待された浅尾拓也が、故障で使えない。先発陣ではエース吉見一起が5月初めに肘を痛めて離脱。新外国人カブレラは4勝したが肋骨を痛めて、これまたダウンした。「まともな投手がいない」と嘆く状態では、戦力が厚い巨人に対抗できるわけがない。

野手陣も含めて、新旧交代が最も遅れたチームである。山本昌、山崎武司、谷繁元信、和田一浩の40歳代カルテットをはじめ、レギュラー陣は35歳超のベテランばかり。わずかに27歳の大島洋平が外野の一角を占めているのが目立つぐらいだ。

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