エアコンの電気代、節約するなら冷房後に除湿
節約アドバイザー 丸山晴美氏

2013/6/28 7:00
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 今年の夏も暑くなりそうで、電気料金の負担増が心配です。小さな子どもがいるので部屋のエアコンを使わないわけにはいきません。どのようにすれば効率よく節電できますか。(神奈川県、34歳、女性)

電気料金が上昇しており、今夏はかなり節電を意識しないと明細書を見て驚くことになりかねません。夏の消費電力の大半を占めるのがエアコン。機能と使用電力をおさらいしておきましょう。

温度を下げるのは冷房、湿度を下げるのは除湿と思いがちですが、実際は除湿能力が一番高いのは冷房です。除湿は温度をなるべく下げずに湿度を下げる機能。標準的な「弱冷房除湿」、空気を暖め直して吹き出す「再熱除湿」の2種類があります。

消費電力が大きいのは再熱除湿、冷房、弱冷房除湿の順番。まず冷房で部屋の温度と湿度を下げた後、弱冷房除湿に切り替えると快適さと節電を両立させられます。例えば28度設定で20分冷房し、その後で弱冷房除湿に切り替えた方が、冷房を4時間稼働させるより節約できます。

もう一つ大切なのが外からの熱の遮断。夏の冷房時、外の熱の大半は窓から入ってきます。緑のカーテンやよしずが有効です。

また「日中は家にいないので電気は使っていない」というのは間違い。留守中に外の熱気が入って部屋が暑くなれば冷蔵庫の電力消費量は増えます。冷蔵庫については開閉の回数と開けている時間の低減が強調されますが、室温をなるべく下げる努力や日光が当たらないような置き場所の工夫も大切です。

暑くなる前に電気料金プランもチェックしてみましょう。東京電力は5月から4つの新料金プランを導入しました。例えば「朝得プラン」は午前1時から午前9時までは電気料金が割安で、早朝に洗濯や炊事を済ませる人には合っています。ただ、午前9時から翌午前1時までは割高。他の3プランも割安な時間帯以外は割高になります。

東電のホームページで料金シミュレーションができます。自分の生活パターンに合ったプランがあれば切り替えた方がいいですが、条件によっては基本的なプランである「従量電灯B」の方が安く済むケースもあります。どのプランを選んでも、地道な節電行動が一番重要なのは変わりません。

丸山晴美(まるやま・はるみ)
節約アドバイザー。新潟県生まれ。旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー、調理師、ジュニア食育マイスターなどの資格を持つ。「節約生活を明るく楽しく賢くバランス良く」をモットーに身の回りの節約術や、食費の節約、ライフプランを見据えたお金の管理運用をテーマにテレビやラジオ、雑誌等で活動中。 近著「ちゃっかりしっかり節約術」(マガジンハウス)(6月14日発売予定)「節約の作法」(ソフトバンククリエイティブ)など。
公式HP(http://www.maruyama-harumi.com) 携帯サイト「丸山晴美の楽トク☆100万マネーなび」

[日本経済新聞朝刊 2013年6月25日付]

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