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首位射程内のオリックス 「凡事」重視で走力磨く

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2013/6/25 7:00
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プロ野球パ・リーグでオリックスは5位。上位チームを追走する立ち位置は例年と同様でも、首位ロッテとのゲーム差は6と射程内にいる。「健闘」の主因には糸井嘉男(前日本ハム)の加入で打線の厚みが格段に増したことが挙げられるが、新任の森脇浩司監督の「凡事」を重んじる精神の浸透も見逃せない。(記録は24日現在)

14球投げさせ、ただでは転ばない

4月5日の西武戦は4-1で勝利。初回の李大浩の先制2ランが効いたが、試合後に森脇監督がまずたたえたのはこの4番打者ではなかった。「坂口(智隆)と川端(崇義)が攻撃開始と同時にフルカウントまで粘って、(2人で相手投手に)14球投げさせた。そういう裏の力、小さい力も働いての主砲の本塁打だった」

1番坂口と2番川端はともに内野ゴロに倒れた。それでもボール球に手を出さない、難球はファウルにして好球を待つという、ただでは転ばない姿勢を貫いた。不屈の態度が西武先発の岸孝之にストレスを与え、3番糸井の二塁打、4番李大浩の本塁打につながったというのが監督の所見である。

同じく西武に10-0で大勝した4月7日は五回の後藤光尊の凡退に注目した。「後藤がピッチャーゴロで一塁に全力疾走したのを見て、このチームはいけると思った」

確かな選球、全力疾走で得点力アップ

好打者でも打率はせいぜい3割そこそこ。そうは出ない安打を得点につなげるには走者の存在が前提となり、確かな選球や、敵失の誘因にもなる全力疾走の継続が欠かせない。

ダイエー―ソフトバンク、巨人、オリックスで長年守備走塁コーチを務めてきた森脇監督は小事の重要性が身にしみている。「2死二塁から打者が空振り三振に倒れても、暴投に備えて全力で走るのが優秀な走者。そこで走らないのはルール違反だよね」

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