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上原、大リーグで出色の制球力 中継ぎで首位に貢献
スポーツライター 杉浦大介

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2013/6/17 7:00
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メジャー5年目の上原浩治(38)が好調なレッドソックス内で重要な役割を担っている。中継ぎの要として、防御率2.25の好成績をマーク。持ち味の制球力はメジャーの歴史に残るほどのレベルといってもよく、新天地で早くも立場を確立した感がある。ハイペースの登板数でもコンディションを保ち、このまま2009年以来のプレーオフ進出を目指すチームに貢献していけるのか。(記録は6月15日現在)

28回投げ40奪三振、わずか6四球

15日のオリオールズ戦で1回を3者三振に切って取った上原。これで最近の16登板中13試合で無失点と、上質な投球を続けている。

今季28回を投げて40奪三振、わずか6四球という数字も見事。Yahoo! Sportsのジェフ・パッサン記者が「常に素晴らしい」と表現するほど内容が良く、特に好調時のマウンドではメジャーの強打者を完全に手玉に取るような投球で魅了してくれる。

首位攻防戦となった1日のニューヨークでのヤンキース戦でも、大量リードの九回に登板して簡単に三者凡退に抑えた。イチローに対してはスプリットを2球空振りさせるなど完璧な配球で、三振に仕留めた。

「点差があったのでスライダー、カット系を多めに投げたいと(捕手に)伝えていた。イチローさんもそんなに気持ちが入っていたわけではないと思うが、空振り(三振)に取れたというのは自信を持っていいと思う」

様々な球種、低めにコントロール

試合後の本人のコメントも歯切れが良いもので、好調さをうかがわせた。イチローも「スライダーやカーブを投げたり変な球を投げていたよね。幅が広いように見せたいんだろうね」と彼なりの言葉で褒めていたが、実際に得意球の真っすぐとスプリットだけでなく、様々な球種を常に低めにコントロールできる上原の能力はメジャーでも出色だといっていい。

上原の場合、けがにでも襲われない限り、このように好成績を残し続けてももう誰も驚かないだろう。

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