2019年8月22日(木)

ゴルフのプロアマ大会 お客をいかに楽しませるか
日本ゴルフツアー機構(JGTO)専務理事 山中博史

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2013/6/16 7:00
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プロゴルフトーナメントには、たいてい主催者やスポンサーの企業名や製品名がついています。それは言うまでもなく、トーナメントを通じて企業や製品の宣伝やイメージアップ効果を見込んでいるからです。しかし、実は主催者やスポンサーがトーナメント開催に際して最も重視していることの一つが、プロアマ大会なのです。

「男子は感謝の気持ち足りない」

本戦に先立って開催するプロアマ大会に大切なお客さんを招いて、1日接待する。それによって日ごろの愛顧に感謝を表すと同時に、これからもよろしくというメッセージを伝えるのです。

例えが悪いと怒られそうですが、ひと昔前の銀座の高級クラブでの接待を考えてみてください。どんなに有名で雰囲気の良いお店でも、どんなに高いお酒を出されても、ホステスさんが無愛想でお客さんが気持ちよく過ごせなければ、その接待は失敗に終わってしまいます。それだからこそ、ホステスさんはいろいろな話題を提供し、ホスピタリティーにあふれるキャラクターが求められるわけです。

プロアマ大会も同じです。ここでは、主催者やスポンサーにとって大切なお客さんを楽しませることが、プロゴルファーに求められているのです。

しかし2003年頃からでしょうか、「プロアマで、男子プロたちは感謝やホスピタリティーの気持ちが足りないのではないか」という批判やお叱りを受けることが多くなってきました。

試合数がどんどん減っていく中で

女子プロとの比較で論じられた側面がありますが、そういう意識が欠けていたことは否めません。「プロアマの最中に平然と自分の練習をやる」「お客さんとの会話そっちのけでコースチェックをする」「同行するマネジャー、トレーナーばかりと話す」という声が寄せられたのです。

折も折、景気低迷でトーナメントから撤退する企業が相次ぎ、試合数がどんどん減ってきました。確かにプロ選手はすばらしいプレーで観客に夢と感動を与え、それでお金(賞金)を稼ぐのが仕事なのですが、トーナメントが開催されなければ元も子もありません。

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