U17で得た「天才」の称号 C大阪・柿谷曜一朗(上)

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2013/6/1 7:00
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「天才」と呼ばれた23歳はかつての輝きを取り戻した。C大阪の柿谷曜一朗。香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)と並んで、将来の日本代表を担う逸材と期待されながら、ひとりよがりな態度でチームの和を乱し、出場機会を失った経験を持つ。今季からC大阪の顔を象徴する「8」を背負い、ピッチを走る。

2006年のU-17アジア選手権ではMVPを獲得した

「技術的には日本代表にふさわしい」

5月22日、ナビスコ杯の鹿島戦。36分、柿谷が決めたC大阪の決勝ゴールは圧巻だった。自陣でボールを奪うと一気にスピードアップ。そのまま約50メートルをドリブルで駆け上がり、右足を振り抜いた。

「(早い仕掛けは)練習の時から意識していた。前半は思い切ったプレーが必要だと思った」

頼れるエースはここまでリーグ戦とナビスコ杯を合わせて計12得点。リーグ戦6位、ナビスコ杯ではB組首位で予選突破と好調なチームを支え、「技術的には日本代表にふさわしい選手だと思う」というレビー・クルピ監督の信頼も厚い。

顔を上げたドリブルは視野が広く、対面する相手の動きを瞬時に把握する。それにパスや相手DFの駆け引きに勝って裏に飛び出す動きも秀逸だ。

センスの塊、トラップはリーグ屈指

中でもプロになってから、「一つで(局面が)変わる」と、その重要性に気づいたトラップの技術はリーグ屈指。センスの塊のようなプレーは見るものを引き付ける。

C大阪のサッカースクールに通い出したのは4歳の頃。「サッカーがどんなものか分かってないけど、ただ楽しかった」。そんな少年は程なくして「天才」と呼ばれるようになった。

「いつもチーム練習の1時間前にグラウンドに来て、1人でリフティングをしていた。何よりも、サッカーが好きな子どもだった」。小学5年生から中学2年生まで、C大阪で柿谷を指導したJ2徳島強化部長の中田仁司は振り返る。

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