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チーム再建支える岩隈 抜群の制球力にエースの声
スポーツライター 杉浦大介

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2013/5/27 7:00
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マリナーズ入団2年目の岩隈久志が、今季は開幕からメジャーでもエース級の投球を続けている。10試合に先発して5勝1敗、防御率2.37はリーグ4位、被打率1割9分4厘も同4位だ。「キング」の異名をとる同僚フェリックス・ヘルナンデスとともに、イチローが去った後のマリナーズの再建をこのまま支えていくのか。あるいはシーズン中に強豪チームにトレードされて、プレーオフ争いに参戦する可能性もあるだろうか。(記録は24日現在)

ヤンキースをテンポよく封じる

5月20日のインディアンス戦でこそ6回で7安打5失点と打たれたが、それでも今季ここまでの岩隈は10戦のうち8戦でクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)をマークしてきた。15日のヤンキース戦までは防御率も1点台。数字的には、2010年にサイ・ヤング賞を獲得したヘルナンデス(5勝3敗、防御率2.07)と遜色ない。

速球派のヘルナンデス、制球力抜群の岩隈という対照的な2枚看板は、再建途上のマリナーズの新たな柱になっている。

15日のニューヨークでのヤンキース戦での投球も見事だった。7回2失点で5勝目を挙げ、今季すでに5度目となる無四球。89球のうち60球がストライクで、デレク・ジーター、アレックス・ロドリゲス、マーク・テシェイラといった看板打者を欠くとはいえ、依然として強力なヤンキース打線をテンポよく封じ込めていった。

チームにもしっかり溶け込む

「しっかり集中しながらいこうと思った。僕の中では3人で打ち取って(ベンチに)帰ることを目標にしていたんだけど、なかなかそれはできなかった。でも粘り強く投げられたのかなと思う」

試合後の語り口も滑らかで歯切れがいい。一方で、「すごくありがたい点数を頂いたので、楽にというか、しっかり投げられた」と初回に7点の大量援護をくれた打線への感謝も忘れず、その姿からはチームにしっかりとなじんでいることをうかがわせた。

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