2018年12月10日(月)

パターのグリップ、意外に大切な「角」の有無
クラブデザイナー 喜多和生

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2013/6/6 7:43
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今年のマスターズ・トーナメントのテレビ中継を見ていたら、「極太グリップ」を装着したパターを使っている選手が結構いました。極太グリップは3年ほど前に米ツアーで活躍する崔京周(K・J・チョイ=韓国)が使い始めたのが最初とされる。グリップが太いと手首を使わずストロークが安定する、というのが理由だったそうです。

グリップの形状と握り方は関係がある

グリップの形状と握り方は関係がある

評価、180度変わることも

ゴルフクラブのおもしろいところは、それまで「邪道」「あり得ない」と言われていたものが、あるきっかけで「革新的」「あれはよい」と、評価が180度変わることです。

きっかけとはそのクラブを使って、誰かが優勝することです。それが人気プロであればあるほど、また大きな大会であればあるほど影響が大きいのです。

今ではすっかり定着した長尺パターについて、グリップを体につけて固定して打つことを2016年から禁止することが決まったのも、メジャー大会での優勝が相次いだため規制する論議が本格化した結果でしょう。

ゴルフ規則のクラブのデザインの項目を見ればお分かりの通り、パターのグリップは断面が円形でなくてもよいと認められています。

製造法や素材で性格に違い

パターのグリップの基本型はピストル型

パターのグリップの基本型はピストル型

パターグリップの基本型となっているのが、ピンパターに装着されているピストル型(正面が平面になっていて、左手で持つ部分がやや角度があって太くなっているデザイン)です。これが定番となっていることは、グリップ各社が必ずピストル型をラインアップに加えていることからもわかります。

これはパターではグリップ正面の平面に両手の親指を、グリップ横面には両手の指の腹をあてがった握り方が主流になっていることと無関係ではありません。もし、ドライバーやアイアンのような握り方でパッティングをしたら、手首が動きすぎて距離や方向が一定しないでしょう。

ここで注意していただきたいのは、同じピストル型グリップでも、デザインや製造方法、素材によって性格に違いがあることです。そして、その違いが皆さんが思っている以上にパッティングに影響するという点です。

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