ルール&マナー マナーの小道(10) セルフプレーに"ちびバッグ"

2013/5/22付
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グリーン周りのアプローチをしようとしたら「あれっ。ピッチングウエッジがない!」「前のホールで忘れちゃったんだ」「仕方がない。サンドウエッジで寄せるか」。その結果はポコンとボールが上がってしまい大ショート。忘れたピッチングウエッジが気になって、そのあとのプレーに集中できない。こんな経験、誰でも一度はあるのでは?

セルフプレーが増えるのに伴って、クラブの忘れ物が急増している。たいてい後続組が、コース内を回っているマーシャル(主にプレーの進行をチェックしている)に渡してくれる。しばらく時間が経てば、手元に戻ってくるが、それまでは心配だ。まして、使用頻度の高いクラブだとなおさらだ。

こうしたクラブの忘れ物を防ぐのに役立つのが、最近登場した"ちびバッグ"。クラブ4~5本が入る。ポケットには予備ボールも入れられるし、パッティングの際にはずしたグローブをくっつけるマジックテープがある。ボールを拭くタオルも引っかけられるので「誰もタオル持っていないから、泥つきボールのままやろう」というようなことにならない。タオルがさっと出てくれば、同伴プレーヤーにも喜ばれる。

アプローチ用、例えば9番以下のクラブとパターを"ちびバッグ"に入れておく。「よし、アプローチ勝負だ」となったら、バッグごとさっと担いで行けばよい。ランニングからロブショットまで、ボールのライと状況に合わせたクラブ選択ができる。

ボールが沈んでいて「ころがす9番が欲しいな」と思う状況なのに、手元にあるのはサンドウエッジとパターだけ。カートまで戻るのも面倒なので、サンドウエッジで何とかしようとしてトップ……。しかし"ちびバッグ"なら5本くらいは余裕で入るので、すぐ9番に切り替えられる。これが重なると、プレーの充実感がだいぶ違う。

次のホールへ向かうときは、バッグごと持って行けば良い。グリーン脇に置いたクラブをあわてて集めて、あげくの果てに1本忘れた――というようなことにはならない。

アプローチのクラブを持ったままグリーンに上がり、クラブをグリーン上に投げ置くプレーヤーも多々見かける。グリーン面は繊細で最も気遣わなければならない場所である。こういったマナーに気を配るのにも"ちびバッグ"は有効だ。

雨の日や露が降りている早朝ラウンドにも重宝する。キャディー付きラウンドだと、グリップがぬれないようにキャディーがカバーをして持ってきてくれるが、セルフではそうもいかない。結局、使わないクラブを芝に置いてショットを打つことになる。すると、グリップがぬれて次のプレーに影響が出かねない。ちびバッグに入れておけば、こうした事態は防げる。いろいろな意味でプレー中のフラストレーションを減らせる。

イライラなど気持ちのアップダウンを抑えて、精神状態を平穏に保つかが好スコアのカギ。「9番持ってきて」と言えば、キャディーが走って取りに行ってくれたのは昔話になりつつある。セルフプレー全盛の昨今、ちびバッグが活躍する場面は少なくない。1つ買っておくのも悪くない。

 プロや上級者の小粋なしぐさやマナーに「こんな人となら一緒に回りたい」と思わされることがありますね。同伴者として好ましく、コースを傷めないゴルファーであるための心の"スタンス"を考えていきましょう。
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