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熱狂のロンドン・マラソン 「寄付」で挑戦、走り楽しく

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2013/5/11 7:00
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トップエリートが世界最高記録を狙うロンドン・マラソンは、3万5000人のランナーの4分の3がチャリティーに加わる巨大な祭典でもある。ロンドンに住む記者は4月21日、そのチャリティー枠で大会に挑んだ。支援者の思いをパワーに変え、42キロで絶え間ない大声援の輪を駆け抜ける。そんな英国流の「楽しむラン文化」を体感した。

ギネス認定、世界最大の慈善イベント

ロンドンは地元英国のラドクリフが2003年に2時間15分25秒と未到の女子世界記録を出したコース。今年も男子は世界記録を持つマカウ(ケニア)、12年ロンドン五輪金メダルのキプロティク(ウガンダ)といった選手がそろった。

市民ランナーにも憧れの大会だけに、出場は狭き門だ。先月30日には14年の出走者を抽選で選ぶ一般枠の受け付けを始めたが、12万5000人が殺到し、半日で締め切った。

チャリティー団体からパンフレット(写真上)とランニングウエアが届く。名前をアイロンでプリント

チャリティー団体からパンフレット(写真上)とランニングウエアが届く。名前をアイロンでプリント

これはロンドンがチャリティーに特に力を入れている裏返しだ。12年は出場者の74%がチャリティーに加わり、5280万ポンド(約80億円)の寄付が集まった。世界最大のチャリティーイベントとしてギネスブックに載るほどだ。

多くの場合、ランナーが体の不自由な人への支援やがん予防、自然保護といった慈善事業を展開している団体に寄付を約束し、出走枠を割り当ててもらう。寄付の最低額は千数百~2千数百ポンド。日本円では20万~30万円台に相当し、東京マラソンの10万円に比べてかなり高い。

欠場者出て参加、ネットで寄付集め

当然のように抽選枠を逃した記者。一度はロンドンに、という思いは消えず、ウェブサイトでRNIBという非営利団体を選んで今年1月に出場の希望を登録した。エリザベス女王を後ろ盾とする、目の不自由な人を支援する組織だ。出走枠を得たい気持ちと、当たっても寄付を集められるのかという不安が交錯した。

2月に入り、先方から「欠場者が出て枠が空きました」と突然のメール。清水の舞台から飛び降りる覚悟で参加の返事をした。「チームにようこそ」というメールに続き、寄付集めのアイデアを載せたパンフレットや団体ロゴ入りランニングシャツが郵送で届く。目標に合わせた毎日の練習メニューも早速、メールで送られてきた。

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