2019年2月17日(日)

「ニコ動」の祭典が開幕 企業・政党・自衛隊が存在感
協賛・出展は昨年比2倍、安倍首相も大サービス

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2013/4/27 22:05
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 ネットの熱狂をリアルに再現――。27日、3306万人の登録会員を抱える動画配信サービス「ニコニコ動画(ニコ動)」による大型イベント「ニコニコ超会議2」が幕張メッセ(千葉市)で開かれた。超会議は一般ユーザーが作りあげるニコ動の「すべてを地上に再現する」ことをコンセプトに昨年から始まった。2回目となる今年の特徴は、企業に加えて政党や自衛隊といった組織の存在感が大幅に増したことだ。27日は安倍晋三首相も訪れ、会場内を練り歩いた。28日までの2日間で約10万人の来場者を見込んでいる。

会場入口で入場を待つ来場者の列(27日、千葉市の幕張メッセ)

会場入口で入場を待つ来場者の列(27日、千葉市の幕張メッセ)

今年の超会議は初日から昨年を上回る盛り上がりを見せた。午前10時の開場を前に1万2000人が集結。ニコ動で人気のある楽曲を数百人が一体となって楽しむ「歌ってみた」「躍ってみた」に加え、ゲーム、技術、料理、討論など、あらゆるジャンルのブースが幕張メッセを埋め尽し、ユーザーが群がった。

恒例のイベント企画も盛り上がりを支えた。会場内に作られた「超神社」では、昨年の超会議が初デートというユーザー同士の結婚式が行われた。新郎新婦はニコ動内の「ニコニコ生放送」で番組を持つ「生主(なまぬし)」。放送がきっかけで知り合い、結ばれた。

ニコニコ超会議の会場で結婚式を挙げる新郎新婦

ニコニコ超会議の会場で結婚式を挙げる新郎新婦

集まった数百人に加え、ニコ生を通じた生中継でも数万人のユーザーが祝福。新婦は「こんな場でこんなに多くの人に祝ってもらえるなんて思ってもいなかった」と歓喜の涙。「ニコニコ動画とは」と質問すると、新郎は「楽しくて、ニコニコできて、幸せにもなれるモノ」と話した。

生中継は結婚式だけではない。ライブやパネルディスカッションなどあらゆる企画が幕張メッセの各所から放送され、リアルとネットが渾然一体となったイベントに参加者は熱狂した。ユーザーによるユーザーのためのニコニコ動画。それをリアルに再現するのが超会議であり、今年は企業や組織の後押しを受け、大きく進化した。

■自民党ブースに安倍首相が登場

「もう、気合いが入りまくりでしょ。昨年は、ニコニコ超神社にお金をかけすぎたって反省会が開かれたんですよ。でも、今年はもっと立派になっちゃって。ぜんぜん反省してない。それは、任天堂さん始め、多くの企業さんにスポンサーしてもらって、もうみんな、気が大きくなりすぎちゃった結果で……。気がついたら、どんどん経費が膨らんで、どうしようみたいな」

ニコ動の運営会社のドワンゴの創業者で、ニコ動の生みの親でもある川上量生会長は、会場を見渡しながらこう語った。

昨年の超会議は4億7000万円の赤字を出したことから、今年は企業スポンサーの誘致に力を入れた。結果、任天堂が「特別協賛」として名乗りを上げたほか、大塚食品、吉本興業、ヤフーなど計13の企業が協賛した。このほかブース出展や協力、後援など、超会議に「参加」した企業・組織の数は、昨年比で2倍以上となる78。政党や自衛隊、在日米軍もブースを出展し、盛り上がりを演出した。

そして、広大な会場にパニックに近い興奮をもたらしたのが、安倍首相だ。

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