2018年12月10日(月)

ユーティリティークラブの思わぬ落とし穴
クラブデザイナー 喜多和生

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2013/5/3 7:00
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フェアウエーウッドとアイアンの中間的な性格を持つユーティリティークラブはすっかり定着したようです。かつてはロングアイアンの代わりにバッグに入れていたプロが多かったのですが、最近は5番アイアンまでユーティリティーにしている女子プロもいるようです。「重心深度が深いヘッド構造なので球が上がりやすい」「シャフトが短いのでミート率がアップする」「いろいろなライで応用範囲が広い」などが人気の秘密のようです。

ユーティリティークラブを買ったはいいが、「使いこなせない」と悩むゴルファーは少なくない

ユーティリティークラブを買ったはいいが、「使いこなせない」と悩むゴルファーは少なくない

使いこなせない悩みも多く

しかし、買ったはいいが、使いこなせないという悩みも多いようです。このクラブならグリーンに届くはずと力んでスイングしてしまう場合もありますが、意外に多いのがクラブが合っていないというケースです。

なぜでしょうか。それはユーティリティーがウッドでもなく、アイアンでもないからです。さらに、単品売りが基本のクラブとして開発されているため、そのスペック(仕様)がセット全体の流れの中で突出してしまい、「仲間はずれ」になってしまいがちなのです。

先駆けは88年発売「インテスト」

ユーティリティーの先駆けとなった「インテスト」シリーズ

ユーティリティーの先駆けとなった「インテスト」シリーズ

ユーティリティーの先駆けとなったのが1988年に発売された横浜ゴムの「インテスト」シリーズでした。カーボン繊維と金属を組み合わせた低重心ヘッドで打ちやすさを追求したモデルで、赤茶色の外観から「タラコ」の愛称でベストセラーになりました。アイアンに近い形をしていたため、その後のアイアン型ユーティリティーの原型となりました。

続いてキャスコがフェアウエーウッド形状の「パワートルネード」を発売しました。こちらはスーパーハイテン素材を工夫してフェアウエーウッド以上に重心を低くして打ちやすくしたモデルです。

これでアイアン好きか、フェアウエーウッド好きかで、好みのユーティリティーを選べるようになったわけです。

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