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災難続きのヤンキース…イチローはなぜケガをしないか
スポーツライター 丹羽政善

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2013/3/12 7:00
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テシェイラ同様、復帰が5月までずれ込みそうなのが、オープン戦初戦の1打席目に死球で右腕を骨折してしまったカーティス・グランダーソンだ。これもある意味、事故か。

例年より早く体を動かし始めたグランダーソンだが…

そのグランダーソンは昨季、自己最多の43本塁打を放つ一方、打率が自己最低の2割3分2厘に終わり、今季は安定感のある打撃を目指していた。

昨年の終盤からそれを意識したグランダーソンは、ロッカーが近いイチローに聞いたそうだ。

「オフシーズンはどう過ごしているの?」

そのときイチローは「体を完全に休ませるのは数日で、すぐに体を動かす」と答えたそうである。

それを聞いてグランダーソンは「いつもより2週間ぐらい早く体を動かし始めた」といい、昨年12月に日本を訪れたときも、「バットを振ったり、体を動かしたりできる場所と時間の確保をまず考えた」と教えてくれた。

グランダーソンは来日中、大阪で女子野球チームの指導もしたが、「あれは、自分にとってもいい時間だった」と振り返っている。「だって、自分も広いグラウンドで練習できたから(笑)」

避けられるケガと避けられないケガ

キャンプが始まってから言葉を交わす時間があったが、早く練習を始めたおかげで「とにかく、体が動く」とも話していた。

「考えてみれば、大学のときは1年中、野球をやっていた。体を動かし続けるのは理にかなっている」

シーズン開幕が待ちきれない――。そうした言葉の裏にはそんな思いがにじんでいたのだが……。

野球には避けられるケガと、グランダーソンのように避けられないケガがある。前者を防ぐことについて、イチローは徹底している。

たとえば、サヨナラ勝ちをして、チームメートと騒いでいるときにも、誰かにぶつかられてもその衝撃を和らげることができるよう、常に「力を抜いている」そうだ。

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