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2年連続日本上陸 総合格闘技「UFC」のアジア戦略
アジア担当のフィッシャー氏に聞く

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2013/3/9 7:00
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八角形の金網の中で打撃や関節技を競い、世界的なブームを呼んでいる米総合格闘技大会「UFC」が2年連続で日本大会を開催した。かつて一世を風靡した日本の格闘技の人気は復活するのか。世界最大の格闘技団体UFCを運営するズッファ社のアジア担当、マーク・フィッシャー氏(アジア・マネージング・ディレクター)に日本大会開催の狙いやアジア戦略を聞いた。

UFCのフィッシャー氏

UFCのフィッシャー氏

日本は大切なマーケット

――3日にさいたまスーパーアリーナで行われた「UFC JAPAN 2013」。昨年2月に続いての開催となった今大会では、UFCの日本選手の中で最も実績を残している岡見勇信(和術慧舟会東京道場)が判定で白星を挙げたほか、日本の「K-1」などでも活躍したマーク・ハント(ニュージーランド)がTKO勝ち。

そしてメーンでは日本の「PRIDE」(消滅)で圧倒的な強さを誇ったヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)が壮絶なKO勝利を収めて、約1万5000人のファンを熱狂させた。

「日本は『格闘技の発祥の地』ともいえる場所であり、我々にとってはすごく大切なマーケットだ。我々がフレッシュな選手を育成し続けていることをファンに対して見せる機会にもなる。日本で2年連続開催できたことは喜ばしいことだ」

大会を続けていけば格闘技人気は復活

――近年の日本の格闘技界は"低空飛行"が続いている。10年ほど前は大みそかのゴールデンタイムに放送され、5万人規模の興行でも常に満員の観衆を集めてきたPRIDEは、07年にUFCに買収されて消滅。打撃系格闘技K-1も運営会社が経営破綻するなど混迷が続き、活動の縮小を余儀なくされている。

「日本で格闘技人気を復活させるためには、やはり日本で興行していかないといけないし、我々UFCがカギを握っていると思う。日本での定期開催については約束できないが、マーケティングなどについてはまさに話し合いが進んでいるところだ」

「昔からの格闘技ファンに対して、新たなものを提供する機会をつくることができればいい。日本での格闘技人気を復活させるのは難しいことだとは思うが、我々が大会を続けていけば徐々に復活するだろうし、新たなファンも獲得できる。日本での新たな事業についても、一つ発表できることが動いている。楽しみにしてほしい」

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