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元世界最優秀選手に聞く「日本のラグビー」

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2013/3/2 7:00
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ラグビーの元世界最優秀選手、シェーン・ウィリアムズ(35)が日本での1シーズン目を終えた。ウェールズ代表WTB などとして現役世界最多となる代表戦60トライの実績を持つウィリアムズ。今季は所属の三菱重工相模原をトップリーグ昇格へと導くことはできなかったが、日本ラグビー界では別次元の加速力とステップを披露した。身長170センチの「小さな巨人」に、日本のラグビーについて聞いた。

ウィリアムズはチームの同ポジションの若手にも積極的にアドバイスする

ウィリアムズはチームの同ポジションの若手にも積極的にアドバイスする

「日本のラグビーはハイテンポだが、ときに速すぎる」

――元世界最優秀選手が日本のチームに所属してプレーするのは初めて。今季は13試合に出場して15トライだった。日本のラグビーの印象は。

「とてもハイテンポで全てのチームがボールを動かして攻める。観客は見ていてとても楽しいだろう。(体格よりスピードで勝負する)自分に合ったスタイルだし、日本人の選手たちにも合っている」

「ただ、ときには速すぎるとも感じる。ミスが多いし、ターンオーバー(密集で相手のボールを奪うこと)が頻繁に起きる。ずっと攻めていても1分後には攻守が入れ替わる。今までに経験したことがないラグビーだ」

狭いスペースしかなくても瞬時の方向転換で駆け抜ける=三菱重工相模原提供

狭いスペースしかなくても瞬時の方向転換で駆け抜ける=三菱重工相模原提供

「タックルや密集戦の技術が足りない」

――原因はどこに。

「日本人は肉体的に強いが、タックルやブレークダウン(密集戦)の技術が足りない。姿勢が高いので、ブレークダウンで力を相手に伝えきれない。タックルで倒されたときも、もっと丁寧にボールを地面に置かなければいけない。日本のラグビーの心配な部分で、今後改善していくべき点だろう」

――三菱重工はトップリーグの下部リーグ「トップチャレンジ」の所属。あなたは出場しなかったが、昨年9月に秋田市で行われた秋田ノーザンブレッツ戦は観客150人だった。ウェールズで常に大観衆の前でプレーしていたことを考えると、寂しいのでは。

「ウェールズ代表の試合では、8万人の観客が自分のステップ一つ一つに注目してくれていた。ただ、私はアマチュアクラブのプレーが認められてプロになった選手。アマのときのころを思い出しながらやるのも楽しいよ。それに観客が8万人でも100人でも、トレーニングを十分して試合に臨むという姿勢は変わらない」

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