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視線の先は常に世界 J1仙台監督・手倉森誠(上)

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2013/3/2 7:00
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2008年にJリーグの仙台の監督に就任した際、手倉森誠(45)は大勢の前で「5年以内にACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に出る」と大見えを切った。当時の仙台は4年連続でJ2に定住するチーム。新人監督が掲げる公約としては相当むちゃだが、本人は大まじめだった。

アジア代表を決める戦いに挑む

アジア代表を決める戦いに挑む

大風呂敷広げ、5年で公約達成

「その頃はクラブもサポーターもとにかくJ1に上がりたい、ばっかりで。自分はベガルタをJ1昇格で満足するクラブにしたくなかった」

監督が広げた大風呂敷をチームは着実に畳んできた。1年目は3位に終わったが、2年目にJ2優勝と昇格を決め、3年目以降はJ1に定着。14位、4位、そして昨季は2位と順位を急激に上げてきた。

リーグ優勝こそ広島にさらわれたが、3位以内に与えられるACL出場権は得た。「優勝して出るつもりだった」と本人は笑うが、見事な公約達成だろう。

クラブワールドカップ(W杯)のアジア代表を決める、そのACLの戦いが26日に始まる。仙台の初戦の相手はタイのブリラムだ。1次リーグは韓国のFCソウル、中国の江蘇と同居する。

今季は精度高め、戦術に柔軟性も

Jリーグ開幕は3月2日だが、ACLに臨む仙台は始動も早め。鹿児島から延岡、宮崎と続いたキャンプはけが人は出たものの順調に消化できた。

堅守速攻を土台に監督就任5年目の昨季は高い位置からのプレスにショートカウンターという武器も身に付けた。今季はその精度をさらに高めた上で戦術に柔軟性を加味したいという。

「ボールを握る(保持する)、引いた相手をどう動かすかの2点。ボールに人の意識が集まるのなら、わざと集結させて(薄い部分を)崩す。それを選手が分かりだせばベガルタのサッカーの幅は広がる」

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