阪神の生命線、西岡・福留に復活への「一言」

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2013/2/24 7:00
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大リーグから帰ってきた選手が、額面通り活躍できないケースは少なくない。そこのところを織り込んだうえで、阪神が福留孝介(35)、西岡剛(28)という2人の「元メジャー」を獲得したのかどうかは不明だが、彼らが今季の阪神の生命線であることは間違いない。大きな買い物が実を結ぶための条件を探っていこう。

広澤克実氏

広澤克実氏

"一転"することはめったにない

心機一転という言葉がある。実力者が低迷し、新天地で復活をはかるときによく使われる。野球界においては特に安易に使われているが、実際には"一転"することはめったにない。

日米ところを変え、チームが変われば、気分が変わる。実力者なのだから、気持ちさえ一新すればよみがえるはず……。そんなイメージで心機一転というのだろうが、それで済むほどことは単純ではない。

多くの場合、不振にはそれなりの原因があり、しかも複数の問題が絡み合っている、というのが実情だ。心技体、英語でいうとメンタル、テクニカル、フィジカルということになる。その3要素のどれかに欠陥があり、それによって負のスパイラルが生まれているケースがほとんどといっていいだろう。

岩村を見てもわかるように…

ヤクルトからメジャーに行き、楽天に戻ってきた岩村明憲(今季からヤクルト)の例がある。

メジャー帰りのプライドが邪魔をして、不振なのに泥にまみれることができない、などともっともらしく解説されたこともあったようだ。要は気持ちの問題、というのだろうが、とんでもない。

一昨年、倉敷で行われた秋季キャンプで、岩村が若い人にまじって汗を流しているのをみた。あの必死な姿を知ったら、プライドがどうのこうのという問題ではないということがわかるはずだ。

メジャー帰りの慢心とか、上から目線ということはない、と私は思うし、この世界を甘く考える選手は一人もいない。

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