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G大阪、J2で待ち受けるイバラの道
サッカージャーナリスト 大住良之

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2013/2/23 7:00
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23日の富士ゼロックススーパーカップ(広島×柏)をシーズン開幕の号砲にして、翌週の3月2日と3日にJリーグの2013年の戦いがスタートする。12月まで続く長い戦い。昨年大混戦の末に広島が初優勝を飾ったJ1の争いも興味深いが、今季はJ2にも大きな注目が集まりそうだ。J1にいても優勝候補の一角に挙げられそうなG大阪が、今季はJ2で戦うからだ。

昨年は開幕直後に監督交代

10シーズンにわたって指揮をとり、圧倒的な攻撃力をもったチームをつくって05年にJ1制覇、08年にAFCチャンピオンズリーグ優勝を果たすなど数多くのタイトルをもたらした西野朗監督とたもとを分かち、ブラジルからセホーン監督を迎えて新しいスタートを切った昨年のG大阪。

しかし、昨季はJリーグで開幕から3連敗、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)と合わせると5連敗と泥沼に陥り、3月26日にセホーン監督を解任して松波正信コーチを監督に昇格させた。

松波監督は4月にはJリーグで川崎と清水に連勝するなどチーム状態を上向かせ、夏にはブラジル人FWレアンドロ(カタールのアルラーヤンから)、MF家長昭博(韓国の蔚山現代から)、DF岩下敬輔(清水から)と大型補強をして一挙に残留争いからの浮上を目指した。レアンドロはJリーグの後半戦15試合の出場ながら14得点を挙げる期待どおりの活躍を見せ、家長も5得点を挙げて貢献した。

しかし、リーグ終盤の「残留争い」のなかで勝ちきれない試合が続き、最終戦は磐田に1-2で屈して最終順位17位。初のJ2降格が決まった。

守備さえしっかりしていれば…

昨年の34試合でG大阪が挙げた総得点は67。これはJ1の18クラブ中ナンバーワンだった。15位で残留した新潟(総得点29)の2.3倍、優勝した広島より4点も多かったという事実は驚きだ。

しかも得失点差は+2。総得点がトップのチームの降格も、得失点差がプラスのチームの降格も、Jリーグの歴史で初めてのことだった。シーズンで9しかなかった勝利のなかには、名古屋(最終順位7位)と浦和(同3位)に対する5-0の大勝が含まれている。ともにアウェーでの試合だった。

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