マナーの小道(4) 打順の「逆オナー方式」も一案

2013/3/1 7:00
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スタートホールで打順を決めるのに、一番ポピュラーなのはティーインググラウンドに用意されているスティックくじ。誰かがサッと取りにいって、他の3人に引いてもらう。メンバー、ホスト、年の若い人が気をきかせると良い。最後に引いた人が戻しに行くとスマート。これから5時間弱一緒に過ごす仲間同士、こうした気遣いがさわかやな印象を与える。

プレーの進行を早めるなら「逆オナー方式」を採用するのも一案だ

プレーの進行を早めるなら「逆オナー方式」を採用するのも一案だ

誰か一人がティーを投げて、ティーが指した人から時計回りに打っていくやり方もしゃれている。じゃんけんも良い。

よく来日していたセベ・バレステロスやトム・ワトソンは「じゃんけんそのものがおもしろい」と、プライベートではじゃんけんを多用していた。

■スロープレーを防ぐ「下手な順」方式

競技でなければ、飛距離の出ない高齢者や女性に先に打ってもらう(シルバーファースト、レディーファースト)のも良い。ビギナーが上級者と回る時は、先に打つ(ビギナーファースト)に決めるのも一案だ。

1番、10番ティーには打順を決めるスティックくじがある

1番、10番ティーには打順を決めるスティックくじがある

飛距離が出ないため、前の組に打ち込む心配がないし、曲がってもボール探しの時間が取れる。プレーの進行も早まる。

現在、世界中のゴルフ場で問題になっているのはスロープレー。「自分はスロープレーはしない」と言っている人でも、結構無駄なショットや動きで時間を食っているものだ。これを防ぐのには、とにかく「打てる人は待たずに打つ」に尽きる。

そのためには打数が多いプレーヤーから打つ「逆オナー方式」もひとつのアイデアだ。飛ばない人ほど次打地点が近いうえ、通常のやり方だと打順が後になる人ほどミスショットが多い。

こうしたプレーヤーは先に打っていれば、速やかに次のショットの準備に取り掛かれるからだ。クラブを戻して、ボールまで走る準備もできる。

スティックくじは最後に引いた人がもとの場所に返すのが礼儀

スティックくじは最後に引いた人がもとの場所に返すのが礼儀

付け加えれば、打順が後の人ほど無駄な動きが多い。グリーンからティーへの移動やティーショットの段取りも悪く、時間がかかる傾向がある。「逆オナー方式」なら、次のティーへの移動やショットの準備がスムーズにはかどるというわけだ。

ところで最初に打つのは「オナー」。時々「オーナー」と言う人がいる。打数が少ないという名誉(honour)で最初に打つから「オナー」なのだ。地主(owner)だから最初に打つわけではない。このあたり、英語力とゴルフの教養が問われる。念のため。

 プロや上級者の小粋なしぐさやマナーに「こんな人となら一緒に回りたい」と思わされることがありますね。同伴者として好ましく、コースを傷めないゴルファーであるための心の"スタンス"を考えていきましょう。
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