2019年1月20日(日)

長期のコツコツ投資優遇 日本版ISA、10月受け付け
繰り越し、最大10年非課税

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2013/2/9 7:00
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 2014年1月から「日本版ISA」と呼ぶ少額投資の優遇制度が始まる。年100万円までの投資を5年間、非課税扱いとすることで、家計の資産形成を後押しする。コツコツと株式などに投資し、長期保有する個人には朗報だ。新税制のポイントをまとめた。

「投資の入り口として期待できる」。ファイナンシャルプランナー(FP)の深野康彦氏は政府が13年度税制大綱に盛り込んだ「日本版ISA」(少額投資非課税制度)をこう評する。

■年100万円まで5年

お手本は英国が1999年に導入したISA(Individual Savings Account)。英国民の4割がISA口座を保有している。

表Aが日本版の概要だ。年100万円を上限に株式や投資信託を購入した場合、5年間は、通常なら20%かかる売却益と配当への税を非課税とする仕組み。所得制限などはなく、満20歳以上なら誰でも口座を開設できる。金融庁の油布志行総合政策室長は「将来に不安を抱く若い世代など国民の資産形成のきっかけになってほしい」と話す。

口座開設の受け付けは13年10月から。税務署に申告し、「非課税適用確認書」を得る必要がある。金融機関に住民票などを提出すれば、代行してくれる。

ただ、こうした税務手続きの関係上、現状ではいったん1つの金融機関でISA口座を開設すると、4年間は他の金融機関でISA口座を開設できない。金融庁は「今後の税制改正で金融機関の乗り換えができるように早期に要望していきたい」としているが、開設先の金融機関の投資商品の品ぞろえなどをあらかじめチェックしておくことも大切だろう。

ISAの最大の特徴は、長期投資を促す仕組みだ。政府は今回、日本版ISAの制度の存続期間を当初案の3年から10年に延長した。さらに、非課税期間の5年間が終了しても、100万円までは非課税枠を6年目以降も繰り越せるようにした。

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