2019年1月19日(土)

楽天・星野監督、こわもてと気配り 大型補強で「勝負」
スポーツライター 浜田昭八

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2013/2/10 7:00
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スポーツ界で指導者の暴力が社会問題になっている。プロ野球界で"こわもて"の指導者といえば楽天・星野仙一監督が有名だ。だが、66歳になった今、孫の世代の選手に対して鉄拳を振るうことはない。

中日、阪神の監督だったころ、星野監督が鬼の形相でパンチを振るったことはある。スタンドに「鉄拳制裁」の横断幕が掲げられるなど、ファンにもそれを容認する空気があった。

「いい、悪いをハッキリしないと」

「荒れているオレの姿が映像的に面白いので、必要以上に取り上げられた」と星野監督は苦笑する。パンチを浴びせた相手がくじけずに育ち、「ほとんど、オレより高給取りになった」のが、ひそかな自慢だ。

パンチは出さなくなったが、楽天を率いている今も怒声は相変わらず激しい。

「いい、悪いをハッキリしなければならない。それをせずに、なにかの拍子に気分で怒るから変なことになる」という。指導者に限らず、先輩が後輩をハッキリと叱ることができるチームは強いともいった。

昨年は1ゲーム差でCS進出を逃す

2011年に楽天監督に就任後、チームは5、4位にとどまった。昨年は前半戦を40勝38敗3分けの貯金2、リーグ3位で通過し、クライマックスシリーズ(CS)進出の望みがあった。

だが、後半戦開始直後の10試合で0勝7敗3分けと低迷。最終的には67勝67敗10分けの勝率5割、3位ソフトバンクに1ゲーム差で涙をのんだ。

中日、阪神での星野監督は老齢のオーナーを巧みに説き伏せ、巨額の補強費を引き出した。しかし、楽天の若手気鋭の経営者・三木谷浩史氏は甘くなく、財布のヒモをなかなか緩めなかった。

それでも星野監督は中途半端な補強がいかに「安物買いのゼニ失い」になるかを、根気よく話した。

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