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シンの禁止薬物問題が発覚…米ゴルフ界に問われる姿勢
米ゴルフウイーク誌記者 ジム・マッケイブ

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2013/2/6 7:00
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長く米男子ゴルフ(PGA)ツアーの関係者は、かつて世界ランク1位にもなり、メジャー大会で3勝を挙げているビジェイ・シン(フィジー)とメディアの関係に苦慮してきた。

「もう少し、メディアの取材に応じてくれないか」。米PGAとメディアが求めたのはそれだけだったが、シンはなかなか思うように動いてはくれなかった。

シンが禁止薬物含まれたスプレー使用

それだけに先週、シンが記者らに対応するという話が出たとき、米PGAのオフィシャルは「良かった」と胸をなで下ろした半面、「よりによってこんなときに、しかもそんな話題で……」と顔をしかめたはずである。

なぜならシンは禁止薬物の使用について、口を開こうとしていたからだ。

シンは先日、米スポーツ総合誌「スポーツイラストレイテッド」の取材に対し、あるスプレーを「使っている」と話した。「1、2カ月使った程度では、効果は分からないよ」と、使用が長期にわたっていることもにおわせている。

本人はむしろ得意げだったのだが、大問題があった。鹿の角を成分とするそのスプレーには筋肉増強を促す禁止薬物「IGF‐1」が含まれているのである。米PGAでは、2年以上も前に使用が禁止されているものだった。

「知らなかった」と無難な声明

「私は、(禁止薬物が含まれているとは)知らなかった」。本人はそう釈明したかったようだ。確かに、それが真実らしいのだが、結局は無難な声明を発表するだけにとどめている。裏では、問題の影響を最小限にとどめたい米PGA側の意向が働いたのだろうか。

米PGAとしては、タイミングも気にしたのだろう。

1月半ば、かつて世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスで7連覇するなど活躍したランス・アームストロングがテレビ番組でついに薬物の使用を認めると、サイクリング界だけでなく、スポーツ界全体が揺れた。

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