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今すぐできる家庭の節電防寒術ランキング

20日は大寒。一年で一番寒いとされる日だ。電力各社が料金引き上げに動くなか、電気代や燃料代を控えつつ、部屋の暖かさを感じられる方法はないだろうか。日経生活モニターの提案などの中から、節電につながる防寒術を専門家に選んでもらった。

秘訣1 暖気を分け合う

家族が集まって暖気を分け合えば「エアコン代は別々の部屋で使うのに比べ半分以下になる」(矢野さん)。コツは、夕食後に家族をリビングに引き留めること。「ボードゲームを楽しむのがおすすめの方法」(高田泰幸さん)だ。温かい鍋料理を囲めばリビングの暖房の設定温度が低くてすむ。暖気が外に逃げるのを防ぐために、ドアやふすまを開けっ放しにしないように気を付ける。

秘訣2 冷気を遮断

「窓からは部屋全体の約5割の熱が流出する」(和田さん)。断熱シートを貼ると二重サッシに近い防寒効果がある。ただ、窓ガラスのタイプによって使えないものもあるので確認が必要だ。カーテンを長く垂らすのも有効だが、出窓などガラスが床に接していないタイプの窓で長く垂らすと冷気が下に流れるため「裾におもりを付ける」(来海さん)などヒラヒラしない工夫が必要だ。

秘訣3 空気を循環、加湿

暖房で暖まった空気は軽く、浮く傾向がある。特に天井近くのエアコンから出る暖気は部屋の上部にたまりやすい。扇風機で空気を循環させ、エアコンの設定温度を1度下げれば「年間1000円以上の電気代節約につながる」(矢野さん)。加湿も大切。湿度が10%下がると体感温度は1度下がるといわれる。「湿度を50%程度に保てば結露も起こりにくい」(戸井田さん)

負担少ない動き 体内から温かく

家の中での体操や服装の工夫でも体を温かく保つことができる。

全国冷え症研究所(事務局=東京・墨田)の山口勝利所長がすすめるのは、おなかや背中をゆっくりひねる運動(左図参照)。「体の中心から温かくなれる。筋肉や関節への負担が少ない動きなので、ケガをする可能性も低い」(山口所長)

服装は「頭寒足熱」というように、足元を温めると寒さを感じにくい。「靴下は厚手でウール100%、スリッパはフェルトタイプ」(阿部絢子さん)といった素材にもこだわって防寒用品を選ぶとよい。寒さを感じやすい人は「血流が多い首回りにマフラーやストール、タオルを家で巻くと効果的」と山口所長はアドバイスする。

  ◇  ◇  ◇  

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。節電、手軽さの欄に書かれた記号は高い評価の順に◎、○、△とした。

 調査の方法 日経生活モニターのアンケート結果や専門家の意見から、家庭でできる防寒対策26種類を選出。節電効果や防寒効果、手軽さなどの観点で専門家に順位をつけてもらい、ランキングにした。選者は次の通り(敬称略、五十音順)

 阿部絢子(生活研究家)▽河野真希(一人暮らしアドバイザー)▽菊井順一(地球温暖化防止全国ネット専務理事)▽来海素存(神戸女子大学専任講師)▽高田泰幸(札幌市環境都市推進部)▽辰巳渚(「家事塾」代表)▽戸井田園子(家電コーディネーター)▽永田志津子(札幌国際大学教授)▽矢野きくの(家事・節約アドバイザー)▽山川文子(消費生活アドバイザー)▽和田由貴(節約アドバイザー)

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