年後半も携帯業界の主役だったアップル、でも13年は……?

2012/12/29 7:00
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2012年の後半、携帯電話業界の話題の中心は、やはり米アップルだった。夏ごろには「iPhone5」の発売時期や仕様をめぐり、様々な噂が飛び交った。近距離通信技術のNFCを搭載するという観測は当たらなかったが、従来より高速なLTE方式の通信モジュールを内蔵し、液晶画面も縦長になった新モデルは9月21日に発売された。さらに、iPhoneと9.7型のタブレット端末「iPad」の間を埋めるかのように、7.9型の小型タブレット端末「iPad mini」も11月2日に発売。年末商戦真っ盛りの家電量販店では品切れが続いた。

iPhone5は一見、従来機種のマイナーチェンジのように映る。しかし、KDDI(au)とソフトバンクモバイルの2社はこの端末の発売に合わせて、主力の通信サービスを3GからLTEへ世代交代させており、同製品は時代の変化を象徴する端末となった。

iPhone5の発売は、KDDIとソフトバンクによるLTEサービスの死闘の始まりともいえる。2社は通信速度の高さや、スマートフォン(スマホ)をモバイルルーター代わりに使う「テザリング」機能で競い合う。一方、2年近く前からLTEを展開していたNTTドコモは、11月には5年3カ月ぶりに契約数が純減に転じるなど2社の競争のあおりをまともに受け、悩みのタネが尽きない。

最近ではどこの量販店でもiPhone5の在庫が潤沢となり、店頭で「緊急入荷しました! 今ならすぐお持ち帰りいただけます!」と叫ぶ声が聞かれる。しかしスマホ売り場では、「AQUOS Phone ZETA SH-02E」や「HTC J butterfly HTL21」など、Androidスマホを選ぶ人も増えてきている。13年もアップルの天下は揺るがないのか、それともこの年末商戦は、来るべき乱世の序章なのか。

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