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アスレチックス中島、高まる期待と成功の鍵
スポーツライター 杉浦大介

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2012/12/25 7:00
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西武からフリーエージェント(FA)権を得てメジャー移籍を目指した中島裕之の所属チームが決まった。来季からプレーするのは、2011年に松井秀喜が所属していたアスレチックス。2年650万ドルの契約(3年目はチームオプション)で、正遊撃手として起用される予定という。夢を実現した中島はアメリカン・リーグ西地区で連覇を狙うチームに貢献できるのか。そして近年は株が低落傾向だった日本人内野手の評価回復に、一役買うことができるのだろうか。

■入団会見で一躍知名度アップ

「ハイ、オークランド!。わたしの名前はヒロユキ・ナカジマです。『ヒロ』と呼んでください」

MLB.comで生中継された会見で、中島は英語で元気にそう挨拶した。

さらに入団の決め手を聞かれた際には、「ビリー・ビーンGMが格好良いから」と返答。通訳が「格好良い」を「クール&セクシー」と訳したこともあって、このやり取りは米国内でも話題になった。ESPNなどのスポーツニュースでも繰り返し映像が流され、「ナカジマ」は一躍知名度を上げる結果となった。

中島の背番号は西武時代と同じ3。ポスティングでのメジャー移籍を目指した昨年はヤンキースが250万ドルで交渉権を落札したものの、その後の入団交渉が決裂して目標を果たせなかった。晴れてFA権を得た末に夢のメジャー移籍を果たし、喜びもひとしおだったのだろう。

ドリューらが移籍し、実績ある遊撃手が不在に

たとえ、たどたどしくても公の場で英語を話そうとするアスリートを、米国ではより好意的に受け入れる傾向にある。それだけに、体当たりで会見に臨んだ中島も間違いなく好印象を残したはずだ。

もっとも、当然のことだが、どんなに人柄が良くても、結果を出せなければ生き残ってはいけないのがプロの世界である。

アスレチックスはスティーブン・ドリュー、クリフ・ペニントンが今オフ中に移籍し、実績ある遊撃手が不在となった。

そこに飛び込む中島はレギュラー待遇で迎えられることになるが、だとすればなおさら、開幕後の早い時期からある程度の成績を残していかなければならない。

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