2019年8月21日(水)

使い回し7割、手帳にメモ3割 パスワード管理にリスク
トレンドマイクロがWeb調査結果を公表

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2012/12/14 18:35
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■セキュリティー気になるが「管理が面倒」

もっとも、パスワードを「個人情報の重要度によって使い分けている」と回答したユーザーも43%にのぼり、セキュリティーに無頓着というわけではないようだ。「パスワードを自分で考えて設定することは面倒(62%)」「どのようなパスワードがセキュリティ上、安全なのかわからない(77.2%)」など、「危機意識を抱きつつ、そのままにしているユーザーが多い」(トレンドマイクロ)。

では、どのようにパスワードを作成・管理すべきなのか。セキュリティー企業ラック(東京・千代田)の西本逸郎専務理事に聞いた。

■情報の重要度に応じた管理を

パスワードは「格納される情報の重要度に応じて作成、管理すべきだ」(西本氏)。特に同氏が強調したのが、他人の個人情報までも流出させてしまう可能性のあるサービスに用いるパスワードの重要性だ。

社内の情報システム担当者などの管理者権限
Gmailなどのメールサービス
フェイスブックやツイッターなどのSNS

次に重要なのが銀行やECサイトなど、自身の金銭被害を引き起こしかねないサービスや、多種多様なファイルを格納する「ドロップボックス」や「エバーノート」などのクラウドサービス。最後に情報サイトのログイン時などに、本人識別のためだけに使われるパスワードだ。

重要なサービスのパスワードは「10文字以上で英大文字小文字や数字、記号を組み合わせることが望ましい」(同)。

とはいえ、一から自分で考えて作るのは大変な手間がかかる。パスワードを自動で作成・管理するツールもあるが、そのツール自体にパスワードが必要なものもある。管理に手間をとられ、重要なサービスのログインに時間がかかるのでは本末転倒だ。「パスワード自体は連想できるものにしておき、メモをするならヒントだけ、という手も有効」(同)。Webサービスがもたらす利便性を安全に享受できるか否かは、わずかな工夫にかかっていると言えそうだ。

(電子報道部 富谷瑠美)

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