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浅田真央が示した逆境力 腰痛にもポジティブ思考
フリーライター・野口美恵

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2012/12/14 7:00
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ロシアのソチで9日まで開かれたグランプリ(GP)ファイナルで、4年ぶりの優勝を飾った浅田真央。腰痛を感じながらも耐えていたことを、試合後に明らかにした。ケガの不安を抱えながらの戦いのなか、浅田が手にした逆境からの成功術とは――。

SPは最高の演技だったが…

浅田にとって、GPファイナルの出場は2008年に金妍児の地元、韓国で開催された大会で優勝して以来。久々の舞台だったが、7日のショートプログラム(SP)は66.96点をマークして首位に立つ順調な滑り出しだった。

「3回転+2回転」などのジャンプを決めると、スピンとステップは最高の技術レベルの「4」を獲得。「アイ・ガット・リズム」のアップテンポな曲に合わせた軽やかなステップは、見ている側が楽しい気持ちになるような最高の演技だった。

「明日も、今日のようにしっかりエレメンツをやりたいです。スピードを最後まで落とさずに滑ることが目標です」。浅田はSPの後、満足そうに語っていた。

フリーの日の朝から腰痛が悪化

ところが翌日、フリースケーティング直前の6分間練習で、浅田はほとんどのジャンプが1回転や2回転になり、明らかに普通の状態ではなかった。その日の朝からNHK杯後に悪化した腰の痛みがひどくなっていたという。

6分間練習が終わると、佐藤信夫コーチと久美子コーチに打ち明けた。

「腰が痛くて、全然力が入らないのでジャンプがコントロールできなくて、滑れない」

すると佐藤コーチは間髪入れず、こう言った。

「中途半端は良くない。やめるならやめる、やるならやる。それしかない」

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