2018年12月10日(月)

良いクラブとは(2) 同じロフト角でも…誤差に注意
クラブデザイナー 喜多和生

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2013/1/8 7:00
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前回(昨年12月24日掲載)、メーカーが公表しているゴルフクラブのデータは「設計値」にすぎないというお話をしました。「えっ? 僕のドライバーはロフト10度を刻印してありますが……」「メーカーは出荷時にきちんと調整しているのでしょう?」と不思議に思うゴルファーもいらっしゃるでしょう。しかし、クラブには品質のバラツキが驚くほどあります。

45インチドライバー、長さ違う場合も

研磨することで設計通りのヘッド重量にならず、その調整がクラブの性能に影響する場合がある

研磨することで設計通りのヘッド重量にならず、その調整がクラブの性能に影響する場合がある

その理由を言うと、これほど値が張り大量生産されているのに、クラブには日本工業規格(JIS)がないからです。

私が最初にJISを意識したのは鉛筆(以前はJISマークが刻印されていました)でしたが、クラブにはいまだにありません。

それだけ規格になじまない製品ということです。クラブにまつわる数字にバラツキが大きいのは、この事実からもわかります。

例を挙げてみましょう。みなさんもラウンド中に仲間とドライバーの長さを比べたことがあると思います。

「僕は45インチ。鈴木さんのドライバーも45インチというけれど、随分長いなぁ」「佐藤さんの45インチドライバーと、私の46インチドライバーは同じ長さじゃないか」と思ったことはありませんか。

メーカーによって異なる計測方法

これは長さの計測方法がメーカーによって異なっているからです。

多くのメーカーがゴルフ規則で定められた「60度測定法」(詳しくはゴルフ規則付属規則をご覧ください)で長さを表示しています。

しかし、ドライバーのソール角(ヒール)からグリップエンドまでの長さを表しているメーカーもあります。

この2本のドライバーを持ってアドレスしてみると、前者の方が短い。ところがメーカーはいずれも「長さは45インチ」として販売しています。

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