2018年12月14日(金)

良いクラブとは(1) スッとアドレスできてこそ
クラブデザイナー 喜多和生

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2012/12/24 7:00
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最初に質問です。「あなたは何を基準にゴルフクラブを選んでいますか」。「飛ぶ」と評判のブランドですか。憧れのプロが使っているクラブですか。それとも値段でしょうか。基準は人それぞれですが、私が考える良いクラブとは「プレーヤーに余計なことを考えさせないクラブ」のことです。

リズムが毎回変わるようでは…

わかりやすく表現すると「アドレスした後、何も考えずにスッとテークバックできるクラブ」と言い換えられると思います。

アドレスして、ボールを打とうとした瞬間、「フェースの向きはこれでいいのかな」「グリップはこうして……」とあれこれ考えてしまうクラブではいけません。

私が長年クラブを調整している中嶋常幸プロは、良いクラブの条件として「アドレスのリズムが変わらないクラブ」と言います。

中嶋プロは「アドレスのリズムが変わらないクラブが良いクラブ」という

中嶋プロは「アドレスのリズムが変わらないクラブが良いクラブ」という

ゴルファーは誰でもアドレスに入るリズムが違います。目標を定めて、スタンスを取り、ワッグルを1、2回してテークバックを始めます。

そのリズムが毎回変わってしまうようでは、良いクラブとは言えないわけです。

目標への合わせ方は人それぞれ

それでは、アドレスのとき、どのような要素から余計なことを考えてしまうのでしょうか。

例えば「フェースを目標に合わせる」と言いますが、プレーヤーによってヘッドのどの位置を目標に合わせるのかは違います。

ウッドの場合、フェース面、リーディングエッジ、トップラインで合わせる人がそれぞれいます。特にフェース面、トップライン、リーディングエッジが目標に合っていないクラブは、とても使いづらいものです。

構えたときに「どっちかな」「これかな」とやっていると、それだけでスイングのリズムは崩れてしまいます。目標に合わせるという余計な作業が加わるだけで、スッとアドレスに入れなくなってしまうからです。

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