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イチローの交渉は…代理人発言に変化
スポーツライター 丹羽政善

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2012/12/3 7:00
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イチローがマリナーズからヤンキースにトレードされたときから、どうも引っかかっていることがある。7月にトレードされた直後、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが、イチローが下記の条件を受け入れたと、地元メディアに話したことだ。

1、ライトのポジションは保証しない。主にレフトを守ってもらう

2、リードオフマンではなく、打順は下位でも受け入れる

3、相手先発が左投手の場合は、スタメンを外れることもある

ヤンキース側がなぜ公にしたのか

実際、移籍後の起用法がその通りだったので、キャッシュマンGMの話は本当だとは思うが、どうしてこんなことをヤンキースはわざわざ公にしたのだろう。

言ってみれば、このトレードで立場が上なのはどちらなのか――それをはっきりさせたかったとしか思えない。その目的はなにか。そもそも、なぜそういう条項が設けられたのか。

イチローとしてみれば、ずいぶん足元を見られたことになる。単純に考えれば、それだけイチローがヤンキースに行きたかった、ということなのだろうが、そこも引っかかる。

ほかに選択肢がなかったのでは…

これまでイチローは、ヤンキースやレッドソックスといったチームに対し、どちらかといえば否定的だった。

では、なぜそこまで譲る必要があったのか。

あくまでも想像だが、どうだろう。たとえば、他の移籍希望先とのトレード交渉が何らかの理由で暗礁に乗り上げ、最終的にはヤンキースしか選択肢がなかった。そう考えれば、なんとなく辻つまが合わないだろうか。

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