2018年12月19日(水)

長尺ドライバー、飛距離伸ばす魔法のつえか
クラブデザイナー 喜多和生

(1/3ページ)
2012/11/10 16:00
共有
印刷
その他

 ミスショットは「スイングが悪いためだ」と思っていませんか。ところが、実際はクラブが合っていないケースが少なくないのです。店頭に並ぶクラブは標準的に作られていますが、一人ひとり背丈も違えば体力も違います。もし間違ったクラブ選びがミスショットの原因だったら……。このコラムではクラブ作り46年のカリスマ職人に、道具選びのツボを指南してもらいます。

選定のポイントはヘッド重量

1990年代に大型チタンヘッドとグラファイトシャフトが普及し、ドライバーのシャフトは一気に長くなりました。

最近では45インチは当たり前で、46インチや47インチという"超長尺"も店頭に並んでいます。「もっと飛ばしたい」というゴルファーにとって、長尺ドライバーは「魔法のつえ」に映るでしょう。

確かにシャフトを長くすれば、ヘッドスピードは物理学の理論上、上がるはずです。

それに比例してボールは遠くへと飛ぶはずなのですが、そこはわれわれ人間が使う道具。方向性やミート率、他のクラブとの兼ね合いなどもあり、打ちこなせないケースも多いようです。

長尺になるほどゴルファーの個性に合わせた細かい調整が必要になる

長尺になるほどゴルファーの個性に合わせた細かい調整が必要になる

「長尺ドライバーが使いこなせない」と言って相談にこられるゴルファーに多いのは「クラブセットの流れの中で、ドライバーだけが外れている」というケースです。

特に遠くに飛ぶという評判を聞いて、ドライバーだけ単品で購入した場合が多いようです。

セットの中のバランス大切

こうしたゴルファーはなぜ、なかなかうまく使いこなせないのでしょう? 長尺ドライバー選びで一番大切なポイントはヘッド重量です。

シャフトは50グラム程度まで軽量化されています。このシャフトで長尺ドライバーに仕上げるためには、ヘッド重量は190グラム以下が理想です。

ところが、チタンの鋳造技術が進歩したとはいえ、この重量を実現したヘッドはほとんどありません。一般的な200グラムのヘッドでは軽量シャフトを使っても、スイングバランスが「D」を超えて「E」になるケースがあります。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
共有
印刷
その他

スコアアップヘ

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報