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中日CS敗退 明暗分けた第5戦の継投

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2012/10/25 7:00
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「強いのと弱いのの差だよ」――。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで敗れた中日・高木監督は、巨人との差を問われ、こう答えた。得点、防御率、打率、本塁打数、盗塁数。レギュラーシーズンのデータで中日が上回っているものは何一つなかった。下馬評通りの結果になっただけともいえる。

主力投手、相次ぎ戦線離脱

シーズンの直接対決は10勝11敗3分けとほぼ五分だが、4勝と半数近く稼いだエース吉見は故障で不在。今季4勝の左腕ソト、ファーストステージ初戦で勝ち星をあげた中田賢まで離脱した。

そんな中日が巨人から3勝、それも初戦から負けなしで王手をかけた。シーズン最終戦から巨人は実戦から9日間離れていて本調子でなかったのは確か。

実績のない若手投手とシーズンを支えた救援陣を巧みに操り、巨人の重量打線をかわした41歳の捕手・谷繁の存在も大きかった。

第3戦を終えた時点で3勝1敗(アドバンテージ込み)。あと一つ勝てば日本シリーズと、戦前の絶望的な状況からは信じられないような優位さだが、落とし穴の一つ目はそこにあったのかもしれない。

監督の「欲」が選手に波及?

ヤクルトとのファーストステージを制した高木監督の言葉は「(強い巨人に)一泡吹かせられれば」。初戦を勝っても「勝ったというより、なんか勝っちゃいましただね」。打倒巨人の思いは強くても、それが気負いとして表に出ることはなかった。

それが3連勝で変わった。「欲が出てきた」と高木監督。選手には「色気を出すな」と話したそうだが、メディアの前で「勝ちに行く」と公言されれば、余計な力も入るというものだ。

第4戦は巨人の6安打を上回る11安打を放ちながら11残塁と拙攻の連続だった。七回に井端の適時打で1点差にした直後、4番和田が併殺打。谷繁も2度の好機で凡退した。

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