渡辺監督、「骨太ライオンズ」改革への決意
スポーツライター 浜田昭八

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2012/10/21 7:00
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「動かないままやられるより、動いて負ける方がまし。悔いはない」。クライマックスシリーズ(CS)でソフトバンクに敗れ、ファイナルステージ進出を断たれた西武の渡辺久信監督は、悔しさを押し殺して言った。

早すぎた継投の時期

1勝1敗で迎えた3回戦の四回。先発石井一久が一死一、二塁のピンチを招くと、同監督は新人十亀剣を救援に送った。

その代わりハナ、ペーニャに左越え2点二塁打を浴びた。この2失点が重くのしかかり、西武は2-3で敗れた。

十亀は五月に一軍昇格して41登板。6勝無敗、防御率2.72の好成績を残した。勝ちパターンの救援で起用されており、球威も度胸も満点。ここでの起用に問題はない。

疑問なのは早すぎるその時期だった。石井は三回までパーフェクト。四回、安打、送りバント、四球で一死一、二塁にしたとたんの交代だ。

ペーニャを迎え、ここは百戦錬磨のオレの見せ場と意気込む石井は、交代指令に明らかに不満そうだった。

もう1ランク上のチーム作り

無走者に抑えているときも球の走りは悪く、いい当たりもされている。短期決戦では一瞬の決断の遅れが命取りになるなど、指揮官にも考えがある。

結果は裏目に出たが、それを悔やんでいないと胸を張った。

そして、あと一歩でペナントを逃がし、CSを勝ち抜けなかった戦いを振り返り「骨太のチームを作りたい」と言った。

体力的にも精神的にも、もう1ランク上のチームを作るという決意表明だった。

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