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サッカー日本、王国・ブラジルとの差は何なのか
サッカージャーナリスト 大住良之

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2012/10/18 7:00
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本田圭佑(CSKAモスクワ)が戻り、中村憲剛(川崎)と並べて「0トップ」でブラジル代表に挑んだサッカーの日本代表。細かなパスはよく回ったが、ブラジルの守備ラインを真の意味で脅かすことはできなかった。16日、ポーランドのウロツワフでブラジル代表と対戦した日本代表は、前後半ともに2点ずつ奪われて0-4で敗れた。「王国」と日本の差はどこにあったのだろうか。

先発組のアップの中に本田の姿

「きょうトレーニングをしてどんな反応が出るか、それを見て、明日の朝に決めたい」

試合前日の15日、足を痛めて12日のフランス戦を欠場した本田の状況を聞かれたアルベルト・ザッケローニ監督はこう答えた。

本田を欠いた結果、前線でボールが収まらずに苦しんだフランス戦。相手が強くなればなるほど存在感を増す本田が出場するかどうかは、最も気になるところだった。

キックオフまで1時間を切っても配布されないスターティングメンバーリストを待つのをやめ、私はスタンド上部の記者席に上がった。

しばらくすると日本代表が出てきてアップを始めた。「先発組」はバックスタンド側で行っていたが、その中に本田がいるのが確認できた。

FWが1人も入っていない

双眼鏡を出してメンバーをチェックする。

「長谷部、中村、清武、吉田、今野、長友、内田、遠藤、香川、本田……」

なんと、先発組にFWが1人も入っていないではないか。

GK川島永嗣(スタンダール)、DFは右から内田篤人(シャルケ)、吉田麻也(サウサンプトン)、今野泰幸(G大阪)、長友佑都(インテル・ミラノ)、MFは長谷部誠(ウォルフスブルク)と遠藤保仁(G大阪)をボランチに置き、右に清武弘嗣(ニュルンベルク)、左に香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、トップ下に中村、そしてワントップに本田という布陣なのだろうか?

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