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アジアで準V サッカーU16代表は何を得たのか
サッカージャーナリスト 安藤隆人

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2012/10/13 7:00
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実際、昨年のU―17W杯ではジャマイカ、フランス、アルゼンチンといった強国が並んだグループリーグにおいてボールポゼッションで圧倒して首位通過。決勝トーナメントでも1回戦ニュージーランドに6―0で大勝し、準々決勝ではブラジルを相手に2―3という接戦を演じた。

北朝鮮戦でゴールを決め、喜ぶ中村(左)

北朝鮮戦でゴールを決め、喜ぶ中村(左)

■日本は強豪ぞろいの厳しいグループに

こうした手応えから、吉武監督は今回のチームにおいても同様の手法を導入した。傑出した「個」には頼らず、「全員守備、全員攻撃」――。特定の選手を軸にしたチーム作りではなく、献身的で、技術があって、1人で複数のポジションをこなすことができる……そんな組織として戦える選手を基準に選考してきた。

今大会、日本は「死のグループ」と呼ばれる最も厳しいグループに入ってしまった。中東の強豪・サウジアラビア、アジアのライバル・韓国、年代別代表は無類の強さを誇る北朝鮮。このため、グループリーグ突破を危ぶむ声も出たほどだ。

■緊張も見えた初戦、2―0で白星

実際、日本はグループリーグで苦戦した。初戦のサウジアラビア戦、明らかに選手たちは緊張のしすぎだった。試合会場となったテヘランのPASスタジアムはピッチが固く、デコボコで、イレギュラーする。しかもテヘランが高いところでは標高1600メートルほどの高地にあることから、ボールの反発力も高く、バウンドも大きい。

ショートパスでの組み立てを身上とする日本のサッカーをするには、難しい部分が多かった。また、中東のチームの徹底したロングボールと、ミドルシュートに手を焼いた。

それでも得点シーンは日本の良さが出た形だった。ゴール前で細かくつないで、サイドバックや2列目の選手が飛び出してゴールに迫る。先制点は左のクロスから右サイドバックの佐々木渉(FC東京U―18)が蹴り込み、2点目はFW杉本太郎(帝京大可児高)が2列目から飛び出して、ゴールに突き刺した。初戦は2―0でものにした。

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