2019年6月27日(木)
スポーツ > コラム > 記事

ダイヤモンドの人間学(広澤克実)

フォローする

日本ハム優勝の陰に栗山監督の2つの「情」

(1/5ページ)
2012/10/7 7:00
共有
印刷
その他

就任1年目の日本ハム・栗山英樹監督によるパ・リーグ制覇は今年のプロ野球で一番のサプライズともいえる。ダルビッシュ有が抜けた穴は大きく、私もAクラスがギリギリのところではないかと予想していた。しかし、振り返れば、なるほどと思えることがある。「栗山日本ハム」の勝因を探ろう。

楽天・星野仙一監督が常々言っていること

監督の心構えとして、欠かせない「情」が2つあると、楽天・星野仙一監督が常々言っている。それは選手・スタッフに対する「愛情」と「非情」だそうだ。

柔和なイメージから想像できる愛情のみでなく、非情を併せ持っていたのが栗山監督かもしれない。

栗山監督はヤクルト時代の同僚でもあり、私は3月の開幕シリーズを札幌で取材した。コーチ陣に対する気遣いに、それまでみたこともないような種類の「愛情」をみた。

■吉井コーチらに「お願いベース」で

吉井理人投手コーチと話しているときのこと。監督より年下の吉井コーチだが、選手時代の実績はもちろん、指導者としての経歴も"先輩"である。その吉井がどうも監督の力量を値踏みするかのような話し方をしているように見えた。

新任の上司が赴任してきたとき、どれだけの人物か試してみるのはプロ野球の世界だけではないだろうが、栗山監督は全く気にするそぶりもなく「お願いベース」の話し方をしていた。

監督としては投手の登板前の準備の仕方などについて、変えたい部分があったようだ。それを一軍の将とは思えない腰の低さで「お願い」しているのである。

吉井コーチに対してそうだから、1つ年上の福良淳一ヘッドコーチに対し、より低姿勢で接していたのは言うまでもない。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次へ
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

ダイヤモンドの人間学(広澤克実) 一覧

フォローする
ID野球で有名な野村監督は験担ぎの第一人者でもあった

 日本ハム・中田翔が死球を受け、思うようなバットコントロールが出来なくなったと思ったら、今度は巨人の大黒柱、阿部慎之助が故障。第5戦の誤審とハプニングに翻弄される日本シリーズをみて、ますます野球は、特 …続き (2012/11/4)

 就任1年目の日本ハム・栗山英樹監督によるパ・リーグ制覇は今年のプロ野球で一番のサプライズともいえる。ダルビッシュ有が抜けた穴は大きく、私もAクラスがギリギリのところではないかと予想していた。しかし、 …続き (2012/10/7)

現役時代には4番の自負心を持って打席に立っていた(1992年)本社

 DeNAの中村紀洋が8月半ばから2軍落ちしていたのは、自分の打席で盗塁をした内村賢介をベンチで叱責したことが原因だったと報じられた。中村の行為に弁護の余地はない。けれども中村がなぜそのようなことをし …続き (2012/9/9)

ハイライト・スポーツ

[PR]