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ダイヤモンドの人間学(広澤克実)

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DeNA中村の"懲罰二軍"に思う

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2012/9/9 7:00
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DeNAの中村紀洋が8月半ばから2軍落ちしていたのは、自分の打席で盗塁をした内村賢介をベンチで叱責したことが原因だったと報じられた。中村の行為に弁護の余地はない。けれども中村がなぜそのようなことをしたかについて、中軸を打った経験のあるものとして解説しておきたい。

怒りの矛先、盗塁した走者に

報道によると経緯はこうだ。8月15日のDeNA―阪神戦。DeNA4点リードの七回裏二死一塁で、打者は中村。このとき走者の内村が二盗を決めた。その後、三振して帰ってきた中村が「なぜ盗塁するのか」と内村にベンチで怒鳴りつけた。

しかし俊足の内村はベンチから「フリーで走ってよい」というお墨付きを与えられていたために、中村の行為は采配批判と受け止められた。その後、中村は右肘痛で2軍落ちしたが、実はこの時の言動も問題視されての2軍降格だった――。

8月31日付の各スポーツ紙の記事を総合すると、そういうことになる。

いくつもの行き過ぎた行動も

報道の通りなら、全く中村に弁護の余地はない。「走ってよい」という指示が出されていたというのだから、不満があるなら内村でなく、監督かヘッドコーチに言うべきである。それも試合中でなく、試合後に監督やヘッドコーチと面と向かって話せばよかった。その点、中村にはいくつもの行き過ぎや落ち度があった。

ただ、そもそもこの問題は「なぜ中村が内村を叱責したか」という、主力打者ならではの話に関係してくる。特に最近、プロ野球がつまらなくなったとすればそれはなぜか、という問いかけにつながる問題をはらんでいるのだ。

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